葉脈と潮流

純粋さを磨き、迷わない。

20240229日記

閏日。……「うるう」って何? 閏年でしか見ない漢字。調べたけど本当に「暦の調節のために増やした日や秒」を意味する漢字らしい。そんな狭い意味だけがあるというのはなかなか面白い。

 

ここ二ヶ月の読書記録を投稿する。読んで。読んでください。感想を書いて見返してみるとけっこう不満点を持ってたりするっぽい。別に嫌ではないんだけどね。なんでも楽しく読んでいる。それはそれとしてここはこういう方が好きだなという思いがあるだけで。舌に拘りができはじめている。よく言えばグルメ。悪く言えば、……悪く言うのはやめとくか。

下書きを見返して、少し加筆修正して、あと投稿するだけってなってから一時間くらい投稿ボタンが押せなかった。やっぱり全てをなぎ倒していく勢いがない。最近随筆を書こうとしてるのも勢いがないからハードルを下げようとしている動きなのかな。早く猪突猛進になってほしい。だから祈るなって。

 

一番すきなインターネットのR18文字書きさんの新しいSSを読んだ。とてもよかった。本当に、よかった。性的な話だから公開日記に書くの躊躇ったけど、正確には性的な話ではないから書きます。どゆこと??

文脈としては確実に性欲を煽るためのR18文化に根差しているのに、性欲という強い引力を振り切って真なるマゾヒズムに向かっているのがよかった。第二宇宙速度*1を超えるというのはそれだけで感動する。……どゆこと???

そのSSには本当に救いがなかった。最初は幼馴染の男女という好感度高そうな関係だったのに、片方が小人になることでうまく人間らしい関係が保てなくなり、最後には人間側が全ての愛想を尽かしてしまった。小人側は、もしかしたらそれでも幸せだったのかもしれないけど。性的なシーンもなかった。小人が自分で慰めてただけ。本当に、愛はなかったよ。かたや疲労と侮蔑の視線、かたや妄執と信仰に囚われた視線というとても歪な関係だけがあった。

別にバッドエンドだから良かったわけではないけれど。でも、小人のマゾヒズムというのが無力感の苦さを味わうものであるのなら、その行き着く果てにあるのがこの作品なんだと思う。ただただ無力感と愚かしさと後悔の苦々しい味だけが残る作品だった。個人的には安易な性的描写よりこういうのが快く感じられる。脳にカタルシスが響き渡る。

要は、カカオ99%のチョコレートを初めて食べて、これが自分の求めていたものだと感動したという話です。ビターチョコレートやカカオ70%程度に甘味が入ってるR18小説がなんか心に合わなくて首を傾げてたところに本当に純粋な苦味が来て心を震わしている。マゾヒストはかくあるべきだよなあ。これは個人の感想です。各々が各々の好きな濃度のチョコレートを食べればいい。おれは99%を至高としますが。

読書感想文の記事より熱込めてない?? だって本当に感動したし…… しかし「疲れ」て。本当に純粋に嫌な相手に向けた気持ちじゃん。それを向けられるというのが、自分が本当に「堕ちた」んだと分かって、感じたことのない矮小さに脳がビカビカする。この気持ち伝わってますか?? 伝わるといい。これは本当に祈るしかなくなったあとの適切な祈りです。届け。

 

2月終わり。なんか、動けない月だったわね。作業時間をスプレッドシートに残しているけど、今月は平均作業時間1時間しかない。作業してない日も10日くらい。二月は逃げた。三月は去らないといい。がんばります。がんばりすぎない程度に。

 

これはめっちゃ要出典の多いWikipedia。この部分とは関係ないけれど、ロイヤルミルクティーって京都のリプトン発祥(っぽい)だったんだ。確かにそんなこと書いてあったけど。「本家」とか「発祥」とか書いてあるやつである程度本物らしい由来があるのは初めて見たかも。

ja.wikipedia.org

 

やじるしソングが好きです。やくしまるえつこ!!

*1:地球の引力に負けずに宇宙に飛び出すために必要な速度