葉脈と潮流

純粋さを磨き、迷わない。

20230722日記

朝起きて大阪の友人から連絡が入っているのを見る。今晩『君たちはどう生きるか』観に行きませんか、とのことだったので、「行きます!!」と返した。この間8秒。迷いがない。だって面白そうだったもん。生活に現れるランダム要素にすぐ乗っかることに定評があります。

 

急な予定だったので爪を塗り直した。明日の予定に合わせて爪を作っていたが、今日の服には合わなさそうだったので。カワイくて買ったが似合わなくて放置されてた初音ミク色のネイルポリッシュをアクセントカラーとして使えたのでよかった。ちょっと諸事情で爪の写真はないです。

ネイルの色選択をするのは難しい。今日はオレンジの服を着ていたので合わせて彩度の高い黄色をメインカラーにしようとしたが、肌の色に少し似合わず、彩度を下げてマスタード色にした。

どこかで聞いたイラストの配色テクニックを思い出す。「メインカラーは画面の大部分を占めるので彩度をキツくしすぎない」 確かにそうだ。化粧をしていると色彩の知識と重なる気づきがたくさんある。

そういう点で男の子の化粧は手探りの部分が多く難しい。メイク指南動画を見ているとイラストで使われるようなテクニックを誰にでも分かりやすく紹介されている。それに従えば理屈を知らなくても形の良い化粧ができるというわけだ。ただそのパッケージは女性のためのものが多く、男性はイラストや騙し絵のテクニックから学ばないと話が進まない。茨の道だね。でも楽しいからゆっくり進んでいこうねえ。

 

大阪で友人と会って、『君たちはどう生きるか』が開始するまでカラオケをした。友人が歌が上手いのは知っていたが、生で聴くと安定感があって全然違った。「歌が上手い」を初めて感じたかも。抑揚をつけたり歌に力を入れてもブレずに安定してるし、ちゃんもその抑揚や力が入ってる感じがした。一つ発見だったね。友人が上手くて少し気後れしたけど、ちゃんと自分も歌ったし最後にはデュエットもできた。ちゃんとコミュニケーション取れてよかったね。でも歌える曲のレパートリー増やしたいね。最近色々聴いているしヒトカラ行って色々確かめようかしら。

 

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君たちはどう生きるか』をIMAXで観た。映画に全く関係ない話だけします。今回は初めてや久しぶりがたくさんあって、「一番後ろの席」「開場直後に入場して席に座る」「エンドロールまでちゃんと観る」をした。今までは他人の仕草が全てノイズになるので「前の席で予告編が終わる瞬間に着席してエンドロール即退場」をしていたのです。でも良い機会だし逆張りをしてみた。

結果、今日は思ったより集中を乱されなかった。他人の仕草や思考にかき乱されるのが怖かったけど、今は恐れなくていいことがわかったのでよかったね。

 

映画を観終えた瞬間に京都へ戻る終電が出発してしまったので、そのままシーシャ屋で夜を明かした。大阪のシーシャ屋は強いと聞いていたけど、確かにタバコっぽかった。でもそれに合わせたフレーバーの選び方をしてくれて京都とのコントラストを楽しめた。ビターオレンジチョコレートのフレーバーにしました。最初から最後まで楽しかった。煙が濃かった割に案外酸欠にもならなかったのは話に花を咲かせていたからかな。

煙を吸いながら基本友人の話を聞いていた。惚気話が、よかった! 聞けば聞くほど二人の信頼度合いとか仲の良さが伝わってきて、終盤は感極まってずっと頷いてた。好きな友人、その友人のパートナー、それらが楽しそうに幸せそうにしているのは本当に、本当にうれしい。「末長くお幸せに」って言葉を心から理解して口にした。この最上の幸せがずっと続くとよい。祈るしかできないのがもどかしいくらい。祈るって弱い行為だから。

僕のこともちょっと話した。なんか書くの恥ずかしいな。友人はほんとうに頭が良くて色んなことを見透かされたから。胸を張れ。僕は人生のスピードが牛歩で、不登校で何もしてない期間もあって周りと比べて成長できてないことがコンプレックスなのだけど、最近は自分なりのスピードで着実に進むことを受け入れつつある予感がする、という話をしました。そこまで来たら目の前じゃんと背中を押されて、よかったですね。小学生の表現能力かよ。でもこういう言葉が助かる…

あとは周りに気を遣いすぎて何も行動しなくなる僕の悪癖とか。僕悪い話しかしてなくない? 「自分はまだ至らないっすわ…」って言って「そんなことはない」と励まされて、そんな展開ばかりじゃない!? マクロな範囲で最近あった幸せなこととかをちゃんと言えるようになりたいなと思った。友人の良い話を聞いていて僕は気持ちよかったから。ほらまた自分の至らない話する… コラージュが着実にできているのは良いことだと思う!よ! えらい!! 本を読んで"食べる"ことを考えたのもよかった。次はシーシャ屋にいるうちにその話できるといいね。

 

あと話の流れで16personalityの診断をした。長い間仲介者だったのが提唱者になってた。友人も提唱者で提唱者同士の相性はいいらしい。そうなんだ、やったね。

すごく変わったことがあって。今までずっと内向7〜8割だったのがなんと今回内向51%になってた。これは大きな大きな変化ですよ。自分のやりたい人生に対して内向がネックだと思ってたから、それが変わりつつあることがうれしい。人って変わるんだねえ。変わること自体が希望に感じる。

 

友人と別れて京都に帰る電車の中でこの文を書いている。眠くはないが足が痛い。街中で夜を明かすことどころか徹夜すらずっと(1年以上?)してない。まだ20代なのにね。もっと遊べ。帰ったらどれだけ寝るんだろう。ちょっと楽しみかも。