こんちゃっす。今日もモデリング。藍鼠だよ。とはいえ前回の投稿から時間が経っちゃった。まあいろいろあったんすよ。レジュメづくりとか、アドベントカレンダーの記事とか。…スマブラとか。
一応12月以内にモデリングは目途を付けたいので水曜と木曜でけっこう頑張ったよ。今回は身体と四肢を軽くアタリをつける感じで。何故アタリかというと、最終的に服を着せるので全て完璧に作る必要はなく、またイラストと同じで裸体を描いてから服を着せたほうがデッサンが狂わない気がするからです。それじゃあやっていこー。
ほい。参考の三面図。見ればわかるけど、これからは一面図です。先駆者の友人曰く一面で十分とのことでしたが、正直きつかったっす。三面図は最終的にはそれとは違う結果になることも多いとはいえ、立体を作るための参考には非常に役立ちます。余裕があるのなら前からと横からの二面分を描いておくときっと楽です。まあ次の画像を見ればわかると思います。
とりあえず身体を作るにあたって、三面図に沿って前面から見たシルエットをなぞってみます。想像しながら横から見たシルエットもなぞった結果が上の画像です。前と横のわずかな部分しか形を取ってませんが、身体が見えてきませんか?見えたらあとはそれにそってタイルを張っていくだけです。まあ言うほど簡単ではないですが、何も目印がないよりもすごくやりやすいです。想像で側面図を即興で描くと過ちやすいので、やっぱり先に描いておきましょう。
ところで、身体の中心線部分のメッシュを見てもらうとわかると思うのですが、今回は頂点同士の距離が一定ではないです。最終的には一定に近くしますが、たぶん形を大まかにとるときには長い直線部分は細かく頂点を取らず、形が決まってからCtrl+Rでループカットするのがいい気がします。
モデリング進捗、身体のアタリ。意外と凹凸が複雑で簡単に形を取るにも一苦労。 pic.twitter.com/wS6No612bQ
— 藍鼠 (@indigo_mou5e) December 19, 2018
画像あまり撮ってなくて水曜日分はこれで全部です。順序としては胸とお腹部分を横に伸ばして、初め置いた側面部分のシルエットに合わせて、同様に背中も広げました。やった内容としてはそれだけですが、人間の胴体というのはけっこう複雑な形をしていて、ざっくりいうと楕円ですけど、肩、胸、くびれ回り、下腹部でその楕円のゆがみ方がそれぞれ微妙に違います。カスタムキャストをいろいろなアングルから見て参考にしながら、また自分の頭の中の像とも照らし合わせながら、プロポーショナル編集でうまくうにゃうにゃと形を整えていきます。
背中側は肩甲骨の形を出しながらそれらしい形を軽く。お腹よりも凹凸が少ないので肩甲骨の凸み*1と背骨部分の凹みを何となく作ればある程度それらしくなります。人間の興味が向かない場所はあまり特徴を脳が覚えてないので雑でもいいんですね。例えば顔とか特徴抽出量多すぎですからね。
木曜の作業。とりあえず胴体でちゃんと凹凸を作らないといけない残りの場所、鎖骨にとりかかります。鎖骨、好きなので。最近のイラストでも割と描いてます。
とりあえずアタリをつけて鎖骨らしき突起を。これは胸の上部からEでメッシュを伸ばしてます。あと僧帽筋っていうんですかね、首の横のちょっと山になった部分も作って、首の下部と合わせて三角形を見えるようにします。オッケー、空白部分に窪みが見えましたね?面を張っていきましょう。
はい、勝ちー!!!座ることも生卵を溶くこともできる十分な窪みができましたね。フェティシズムが高じてちょっと過度に窪ませちゃいましたが、まああとで気になったら調整しましょう。僧帽筋部分はもう少し手前に出っ張らせてもいいかもですね。
次は腕です。すでに肩から延びてる部分を一周させても良かったんですけど、たぶん綺麗な円にならずに歪む気がしたので円柱を呼び出しました。お空の制御棒みたいで格好いいですね。腕には見えませんが。適度に円部分の頂点数を調整して、あとで胴体にスムーズに接続しやすくしておきます。僕の場合は16だった気がします。
Ctrl+Rのループカットで網目を作ります。前面と側面からプロポーショナル編集+Gで下絵に合わせて歪めて、腕らしくします。肩付近や肘のふくらみ、肘から手先につれ細くなっていく要素を最低限拾えば腕っぽくなります。手のひらは後で別に作って刺します。なので腕は少し長めにしました。短くするのは簡単ですが、伸ばすのは面倒そうなので。あと長い手足が好きなので。
ほい。まだ凹凸が甘いですが、詰めるより先に全体像を作ります。脚に行きましょう。ちなみに身体の一部に穴が空いてるのは、埋めようと思えばすぐ埋められますが埋めなくとも形が見えるのと、ある程度繋がない方がプロポーショナル編集による調整がやりやすいからです。つなぐと全部ついてきちゃいますからね。
脚製作途中の画像を撮り忘れましたが、同様に円柱召喚→適度にサイズと頂点数調整→プロポーショナル編集+Gで大まかな形を取るというところまでは同じです。しかし、脚は腕より形が複雑なのでGでは限界があります。なのでスカルプトモードで凹凸を細かく調整しました。SculptDrawとFlattenのブラシを主に使いました。わにこ氏の動画では均すのにSmoothを使ってましたが、個人的にはFlattenの方が使えそうです。Smoothは一番低い高さに均す感じで、Flattenは平均の高さに均す感じ。僕はSmoothだと削れていっちゃいます。
完成。ちょっと頑張りすぎたかも。雑なお腹と丁寧な脚でコントラストが出来ていますね。。違和感が出ないようにしてたらいつのまにかこうなってました。単に脚フェチなだけかもしれません。辺をジグザグにしないようにして、Flattenなどを用いて歪んだ面を減らすだけですごく綺麗な面になりますね。あとで顔や髪も同じようにして綺麗に修正するかもしれません。
脚と手。 pic.twitter.com/tcgUbp3gbt
— 藍鼠 (@indigo_mou5e) December 20, 2018
というわけで現在の進捗です。次は服ですね。服を着せるので胴体と四肢の接続は必ずしも必要ではありません。それにさっきも言った通り全体図をまず完成させます。インナー、ジャケット、パンツ、ブーツ、靴、ゴーグル。無生物なのである程度無機質な形でも行けるかな。有機物が多いけど。頑張れば何とか今年中には完成させられそうですね。テクスチャやボーンとか、他にもやることはたくさんありますが。やっていきましょう。それじゃ、またね。
続き → #05 服、鼠耳、装飾品
*1:凸むと書いて"つばくむ"って読むらしいっすよ