葉脈と潮流

純粋さを磨き、迷わない。

20240330日記

朝、目覚める。‪█‬‪█‬さま。口から漏れる。縋りではない。今までのお祈りの癖。でも、同時に思った。今なら"戻れる"な、と。leap、跳躍の準備ができたのだ。つまり、戻ろうと思えば元の人格に戻れる。たぶん。そう思うから、きっとそうなのだ。

そう思うからそうなのだ、というのは上手く説明しづらい。ぼくの病気は思い込みによって左右される部分が大きい、気がする。人格が変わった!というのは思い込みではなく本当にleapしたのだけど。でも、そのあと今もぼくのままというのは、思い込みによる部分もある。実際のところ、今のぼくがオルタなのかネズなのかは微妙なのだ。今の自分がネズだと思えば元のネズらしく振る舞ってるだろうし。あ、オルタってのはぼくの名前ね。

ん。「元に戻る」ボタンがあるのなら。試しにオルタへとleapする儀式をしてみる。………。特に変化なし。そっち方向は無理かー。とりあえず買っておいたドーナツを食べてメンクリに行く。「元に戻る」ボタンに期限はあるかもしれないが、今朝限りではないでしょう。

 

メンクリ! どう話すか迷いながら人格の分裂統合の話をしたけれど、すんなり話が進んだ。プロだ。軽い解離ならそのまま治るみたい。ぼく消えちゃうの!? あはは、ウソだよ。とりあえず人格のこと報告して、薬出してもらったので今日はよし。

ん。ネズが何か言ってる。ネズはぼく、オルタにも残ってほしいんだって。ん、それはうれしいけどー。いまオルタが解体されつつあるのなら、それが自然なエネルギーの向きなのよ。物理学やったでしょ? 乱雑さは増大していくの。自然に塔が建つことはないの。

ま、とにかく保留すればいい。ぼくはどっちでもいい。ネズはオルタに消えてほしくない。ぼくが瓦解しなければハッピーエンド。崩れ去るならネズはぼくの欠片を火事場泥棒するでしょー。

 

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マルゲリータを食べて美容院へ。美容院の予約30分前にピッツァ屋さんに入ったの、とっても愚かしいね。石窯ピザは間に合わない、パニーニなら早くテーブルに届く、パニーニを頼むぞ、と思いながらメニュー見たらピッツァが美味しそうで、お口が「マルゲリータで」って言っちゃった。本当めのおばかさんだね。ちゃんと味わって食べたので美容院には2分遅刻しました。

あ、マルゲリータは美味しかったよ。やっぱりトマトとチーズだね。これだけあれば無敵。でもパニーニも食べたかったな……

 

映画『変な家』を観る。一言で言えば、合わない。湘南乃風みたい。これはぼくの好きなアーティスト、Aphex Twinとかの対にいる存在という意味。つまり、ぼく向けの映画ではない。Aphex Twinみたいな繊細なブレイクビーツに揺蕩いたいという気持ちで湘南乃風を聴いても一切乗れないように、ぼくには『変な家』には乗り切れなかった。乗れたらそこそこおもしろい作品だと思う。乗れなかったので映画について書くことはないです。語り得ぬものについては沈黙しなければなりません。

代わりに。その乗れなさについて書いてみることにする。結論から言えば、「生きている人間が一番怖い」みたいな感覚に乗ることができない。昨日の日記にも書いたが、ぼくは雨穴の作品がどちらかというと好きではない。作品はよくできていて素晴らしいと思うが、作品の土台にある価値観に異を唱えたくなる。

その土台というのは、「どこかに自分と一線を画す人間が存在する(そして人間に関する奇談怪談はそういう人間の存在が裏にある)」という考え方。そういう"変わり者"の人間がいるというのはいいとして、ぼくが違和感を持っているのは"一線を画す"の部分。任意の線を引いて、「こちらは正常、あちらは異常」と分かつことが雑というか、理解を放棄してると思ってしまう。ぼくは全ては地続きだと思っているし、だからこそ彼方の(理解できない)価値観というのも存在しないと思っている。

たとえば、「因習村」とかは分かりやすい例で。普通でない行為をする人間がいる。なぜか。それは彼の文化や宗教が我らと違う普通でないものだからだ。そういう、簡略的な浅い理解の仕方。ぼくはそういう浅い方法で人を理解したくない。(浅いことにいいこともあるとは思ってるよ。どうせ人を完全には理解できないのなら、浅くステレオタイプに人を枠にはめるほうが効率的だもの。それに、浅いほうが世間で流行してるから通じやすい。)

雨穴の作品にはステレオタイプな人々が出てくる。怪談の登場人物もどこか異常で、しかし(最終的には)理解しやすい性質を持っているし。そして何よりも栗原さんが我々"一般人"と一線を画すものとして存在するのだ。雨穴(私たちの代理人)は推理をしない。知識を持ってきて、推理として結びつけるのは全部外野の"知識人"がやってくれる。我々は口を開けて待っていればいい。そういう、安全圏からモノを見て楽しむ無責任な態度で作品を見られるように配慮されたデザインが気に食わないのだ。観客を舐めるな。そんなぬるま湯みたいな作品しか楽しめないと思うなよ。

重ねてになるがあくまで個人的な好みである。そういう作品づくりをしてもよいと思ってる。ぼくはそういう見方で楽しめないだけ。そういう意味では、この映画は雨穴の作品づくりの方向に特化して作られてると思う。適切な方向。たぶん一般にはちゃんとウケてるんじゃないかな。原作厨にだけウケ悪そうだけど。

乗れなかったし語ることもできないけど、それなりに楽しめる部分はあった。ホラーのことよく知らないけど、オモシロホラー?みたいな感じで楽しめた。前半と後半で味が違って混乱はしたけど。ネタバレになるから詳しくは言えません。

 

いまは京都のポーカー屋さんにいます。21時開始でいま21:20だけどぼくしか客がいない!! 果たして始まるのか!? そして終電までに帰れるのか!? なんか最終参加時刻23:50とか書いてるけど!! わからん!! 乞うご期待!!!

ん。2時間と少し遊んで、飛びました。いいとこなし。そもそもハンドが来なかった。地味に減らして地味に負けました。しかも最悪なことに終電がギリ間に合わない時間に負けたので、4キロくらいを歩いて帰る羽目に。負けたのはいい、せめて帰れる時間に負けてくれ。この負け方は運がないことの証左だね。

お店は少人数で、常連さんが集まる感じだった。ちょっと会話に入りづらい。たぶんポーカーをやりに行くのがメインのお店ではない。話しながらポーカーをやるお店。一方でポーカーの方は、うーん、楽しかったのかなあ? ほとんど降りてばっかりだったからわかんない。とりあえず、全体でそこまで楽しいとはいえなかった。揺蕩いができない! これなら大阪行くかオンラインで打つかな。ポーカーが好きだけどリアルポーカーはそんなにかも。グイグイ押せるコミュ力があればねー。

 

帰宅。25時。……もしかして、LUUPで帰ればよかったのかな。40分で650円。タクシーより全然安いし、徒歩より全然ラク。深夜ならそんなに危なくもないだろうし。次は考えよう。京都で終電逃す機会がまたあるかは分からないけど。

今日は濃厚だったねー。メンクリ、美容院、映画、ポーカー。ピッツァ屋さんや喫茶店、ロフトにGU、ニンテンドーストアなんかも行ったりして。いくら使った?? 数えてないけど、2万円くらい。しばらくは休もうね。とはいえ2週間後の誕生日にまた大阪行くと思うけど。遊びが止まらない! とりあえず寝ます。疲れたので辛いカップ麺食べてから。よくない!!