出社2。ちょっと特殊なことがあったけど細かく書くと身バレするので書かんとこ。疲れた。明日はもっと疲れる日になるよ。なります。
帰ったら写真集が届いてた。オートロックなのに部屋のポストに置き配されてた。こわ。しかも架空言語みたいな過去最悪レベルに汚い文字で「他の家に届けたついでにポストに入れておいたぜ!」みたいなことが書いてある。なんか汚すぎて逆に美しいし取っておきたいかも。人の可能性を感じる。まあ写真でアーカイブすれば十分か。捨てよ。
いや、そんなことはどうでもよくて。あの『ANOther』が届いたんすよ。
友人に松岡一哲さんという写真家さんのポートレートが良いよーと聞いていたので買ったもの。面白い構造をしていて、裏表紙があるところに天地逆転したまた別の表紙がある。中身にも通常通りの写真と上下逆の写真が混ざっており、前から読んでも後ろから読んでも読める。片方は指宿の地で川島小鳥という方が撮っており、もう片方はカンボジアにて松岡一哲さんが撮ったものになっている。伝わりますか。要は二つの本がてれこになってる感じです。
奥付的には川島さん撮影の方が「表」なのでそちらから読んだが、それを読み終えてからの松岡さんの「裏」がすごい。「表」の指宿編は「かわいいあのちゃん」を表現するためにすごく上手くいろんな手法で撮ってるなあという感じなのだが、「裏」のカンボジア編は、わからん。表との対比でセクシー寄りなのはわかるけど、それだけ。いや、すごい魅力は感じる。すごく多様で微妙な魅力の洪水があることだけがわかり、何を飲まされてるのか、何でそれを演出してるのか全くわからん。人の魅力を引き出す手法のパターンが多すぎるし、しかもその中に陳腐な(よく見る)手法が少ない。本当に上手い人の写真は見て上手さを特定できないんだなと思った。僕も眼を増やしたい。きっと眼が増えたら少しずつわかっていくんだろうな。楽しみ。それだけでも写真集買ってよかった。あにお天湯さんを写した写真集も買います、確定。
松岡さんばっかり褒めているが川島さん撮影分もよかった。あんまり撮る側や観る側の都合に沿った撮り方をしていなくて、それでも王道的なかわいさを追い求めている感じ。手法も王道で、これを追っていけば普通にそこそこの上手さまで上がれそうな感じはする。表現のコントラスト、表情のコントラスト、手法のコントラスト、色のコントラスト、様々な二面性があってとてもよかった。
あと単純に良い印刷なので綺麗。物理サイコー!!!(これで重みがなければ!!) 大きいうれしさもまあまああるので僕も本作るときはA4版くらいにはしたいですね。えっ、ていうかおれこういうやつ作れるのかな、普通にお二方ともお強くて普通に謙遜しているが。まあクロッキーとかやったり作品重ねて上手くなるしかないっすね。がんばり。
本当は今日こそ同人誌を読む会をしたかったのだが『ANOther』が強すぎた。一冊だけ読んで眠ろう。内海さんのlog3を読みます。おやすみ丸。