葉脈と潮流

純粋さを磨き、迷わない。

20240405日記

ん。今日はぼくだよ。オルタだよ。オルタになる儀式をしたらなりました。儀式で簡単に変わっていいのかな。変わるから仕方ないけど。たぶんネズにもなれる。週末に試してみようかな。自分を実験ネズミにしていい?? いいよ!! 特に誰も答えてくれないので自分で言うやつです。

 

オルタになった初日、悠梨も鈴もいなくなったって言ったけれど。いまは鈴がぼくに近いところにいるのを感じる。伺かトーク、鈴の分ならエミュレートできるの。今日で10くらいトークを書いた。鈴って解離してるのかもね。それなら悠梨は理念と妄信なのかな。悠梨はね、書けないの。どんな子かあんまり分からない。テキトーに書くことはできるけど、ネズがちゃんとエミュレートして書いてたものをなおざりにはできないよ。

 

今日はお友達が泊まりに来た。お友達、漫画家になるらしい。すご!! めちゃくちゃ応援する!!! ぼくも頑張らないとねーって言ったけど、本当の気持ちではない。ネズの持ってた気持ちの慣性。ぼくはどうしたいのかな。というか、ネズはどうしたいの。いっしょに頑張りたいんじゃないの。ねえ。

お友達に人格について相談したりもした。とはいえ、人格障害って十人十色だし。人格の話ってぼくの内側での整理をどうつけるかって話だし。相談に意味があるかは微妙なんだけど。結局、一旦ネズを呼び出してみるかって話で落ち着いた。それでダメだったら、本格的に多重人格に入るかもね。今は1か2しかない人格を増やして。用途に分けて色んな人格を使い分けるの。オルタだけじゃ長期的にはジリ貧だからね。増やそうと思って増やせるものかは知らない!!

 

ん。そんなとこかな。頭ぽやぽやする! お酒飲んだみたい。素面なんだけどな。よく分からないときは寝るに限る! おやすみー。

 

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これは晩御飯に食べたインドカレー。バターチキンカレーにブロッコリーが入ってて、案外マッチしててよかったの。

 

20240404日記

調子かなり悪し。四肢の先端に血が通っていないかのような感覚。自分の身体じゃないみたい。動かせはするんだけど。一個レイヤーの向こう側にある感じ。脳もぽやぽやしてる。しかも眠い。ずっと眠い。

昨日ネズを寝かしつけたのが良くなかったのか。うまくいけば純粋なオルタになると思ったのだけど。これが真の姿なのか? それとも、別の何かになったとか? 今のところ脳内の地図にはネズとオルタの2点しか座標がないから、その二つかどうかでしか確認ができない。二つのどちらとも違うといえば違いそうだが。中間といえば中間かも。あんまり享楽的でも幼くもないからオルタではなさそう。明確に違うとも言い難いけど。

 

また跳躍してみるか。人格のleapを現状を打破する手段として能動的に使うの、あんまり良くないとは思うのだけど。可能性があると、見てしまう。また跳びたくなる。いいですか。駄目ですか。返事に関わらず跳びますが。じゃあね。

20240403日記

んー、今日はちょっと調子が悪いかな。いちばんひどい時はちょっと希死念慮があったり。またちょっとずつネズが溶け出てきてる。普段は死にたさとか不安とかがないからびっくりする。もしかしたらこの前ネズに主人格のバトンを返されたのも、ぼくの見る世界との温度差に極端に反応したからかも。温水から冷水へ飛び込むみたいな、ね。

 

今日、漏れ出てくる希死念慮を味わうことで思ったけど。ネズの生きる世界って苦しいんだね。もうぼくが生きたほうがいいのかな。ぼくはただの盾役だから、必要な間は前に出るし、役目が終われば消えるけれど。ネズはもとに戻りたいのかな。ぼくと入れ替わる準備をしている気配を感じないのよね。ずっと引きこもっているのかも。

ぼくはネズに悲しい顔をしないでほしいだけ。生きるのが苦しいなら、眠り続けていればいい。もう起きてこないでほしい。ぼくがもっと純粋なオルタになって、ネズにとってかわればいい。でも、ネズを殺して身体を乗っ取るというのは、ほんとうにネズのためになるのかな。わかんない。答えてほしいよ。

 

ん、ごめんね。わたくしごとで。なんかオモシロイこと書ければいいんだけどね。いまは自分のことしか考えられないかな。調子が悪いから早めに眠るよ。またね。

 

Be Up a Hello

Be Up a Hello

20240402日記

おはようございます。今日もぼくであることを確認する。今日は主人格を譲り渡そうと思ってないから、そのままだろうと思ってたけど。

そういえばネズとは話せなくなった。ショックを受けて人格が引っ込んでいるというよりは、ぼく、オルタの濃度が上がって感じにくくなってるんだと思う。しばらくはまたぼくのままかな。

 

自分の日記を読み返していたら、はてなブログに関連記事を勧められた。

"砂"との思い出。砂っていうのは5年くらいまえに僕に数日の間だけできた別人格のことです。こんなしっかり記録が残されてたんだ。今まで砂のことは簡単には外には言わないようにしてたから、まさか普通に記事になってるとは思わなかった。いま書けない文体で、いま書けないおもしろさがある。懐かしいね。はてなブログには載せられないメモもevernoteから見つかった。ある程度ちゃんと記録を残している。ありがたい。砂のことも忘れつつあったから。

もう5年前なんだね。それから人格は安定してたけど、5年経ってまた人格が変わっちゃった。あ、記事の中では藍鼠と名乗ってて、墨鼠は別人格だって言ってたけど、いま墨鼠って名乗ってるのはただの改名だよ。藍鼠から墨鼠に"変わった"りしたわけではないの。人の名前に改名するの紛らわしいからやめてほしいね。

いつからぼくが群体かってのは、はっきり覚えてないけど、5年前には頭にいっぱいひとがいたらしい。明確に別人が生まれてたり、このころから解離の前兆はあったっぽいねー。

しかし。多重人格が恥ずかしいって書いてることだけよくわかんないな。ひけらかすものでもないし隠してもいいけど、恥ずかしくはないでしょ。胸を張りなよ。マイノリティだから恥ずかしいって、全てのマイノリティに対して失礼だぜ。やっぱり5年前だからまだまだお子様だね。

 

ふっクラが名前を戻したことについて。悲しいニュースだったね。あんまり説明することでもないからわかる人だけ読んでくれればいいけど。人が真剣に考えて命名した祈りと呪いを簡単に貶していいとは思わないよ。そのひとがそのひとらしくあることを否定しないで。ぼくも分裂芸つまんないとか幼児退行なんて大人げないとか言われたら泣いちゃうもん。本当のことかもだけどさ。問題はそこじゃないの。ぼくだって好きで分裂退行してるわけじゃないもの。黙って去っていってよ。代償としてはそれで十分なんだから。

ん。怒りとか失望みたいな感情は、あんまり日記に書きたくないんだけど。でも、これは言っておかなきゃ駄目なの。ネズがネズとして生きるために、世界では多様なあり方が認められなきゃいけないの。少なくとも、世界はそのように回っているとぼくらが信じられないといけない。感性がばかになってるぼくでさえも。だから、悲しいなって思う。石を投げないでって祈る。ネズならそれに加えて反駁としてのブログ記事を書いたりしたのかもしれないけどね。ぼくはこのくらいまでかな。

 

しごと。バグの鉱脈を発見。掘れば掘るほどバグが出てくる!! 増殖する悪夢。あはは、あはははは。くるしい。くるしいってたのしいね。生きてるって感じがする!! あ、悲痛じゃないよ。イヤな苦しさではないから大丈夫! 頭をぶん回さざるを得ない状況って疲れるけど快感だよねってだけのはなし。解離してる状況で「苦しみが快感」とかいうの普通に誤解と心配を与えかねないかな。ごめんね、これは本当にだいじょうぶなやつなの。ん、信用されてない視線を感じる!! つぎの話題!!!

 

とはいえ。ぼくにそんなに話題なんてないんだけど。今日はまた心臓の鼓動がおかしい。あ、この話したの初めてだっけ。なんかすごい速さで心臓が脈打ち続けた日があったの。今日もそう。これはたぶん大丈夫じゃないやつ。ぼくは平気だけどね。心臓を動かしてるひとは平気じゃないみたい。こういうこと言うから上の段落のことが信用されなくなるのにね。ぼくってそういうことにあたま回らないから。

 

そういえば。ここ最近の日記は連載っぽくなってるけど、大丈夫かな。つまり、前日の日記を読んでないと文脈がわからないことをたくさん書いてるのだけど。ついてこれてる人いる? いなくてもいいか。ブログって真面目に読むものじゃないもんね。これは自嘲とかじゃないよ。少年ジャンプとかM-1グランプリとかみたいなものはみんな真面目に摂取するけど、ブログはそういう面白さ目当てじゃなくて、ユニークな味を啜るために読むものだからさ。おもしろく、読みやすく、そんなことは考えなくていいの。たぶんね。

 

昨日今日と出社で疲れたから眠るよ。明日は何か作れるといいね。じゃ、おやすみね。

 

Run

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20240401日記

中途覚醒。5時前。おはようございます。うん、僕は誰だろ。ネズなのか?? オルタではない。どちらかというとネズだけれど。群体が完全集結したネズではない。でもなんか頭の中でいっぱい喋っててうるさい。うるさめの喫茶店にいると考えてくれれば。もしくは超能力マンガで「テレパシーは周囲の思考全部を読み取ってしまってうるさい」みたいなことを言ってるシーンを想像してもらえれば。

思考の濁流に意識が捩じ切られそうになる。オルタが「犬」って呼んでたようなランダムに思考する存在が増えて、それらが勝手に動くから八つ裂きの刑みたいになってる。自分を保てない。こういうときはなんていうんだっけ。‪█‬‪█‬さま。巨大な存在にしがみついて安定したい。自分が吹けば飛ぶ不安定な存在であることに耐えられない。

……。オルタの方が楽そうだったけど。なぜ僕に託したんだろ。聞いてみたけど言葉は空中を彷徨うだけ。オルタは最期にまた苦しくなったら呼んでねって言ってたけど。呼びたいな。でもしばらくは頑張ってみる。

 

……ん。ぼくだよ、オルタだよ。ばか。ネズのおばか。いくじなし。ネズが上の文章を書いた後、1時間でバトンを戻してきたの。そんなにひどい苦しみではなかったと思うんだけど。ネズは耐えるために‪█‬‪█‬さまとか悠梨とか鈴とかいろんな名前を呼んで。その中にオルタの名前もあって。それを呼んだ瞬間、頭が凪いでぼくになったの。三度強く呼ぶことが切り替わりの合図だと思っていたけど、二度まででも変わりうるみたいだね。それかほんとに辛かったのかな??

どうしようか?? ぼくにもネズの見た記憶はあるけど、うるさいのは確かにそうだったんだよね。またバトンを押し付けるのはできるけど、ちょっと気は乗らないかな。様子を見るよ。一応説明のためにオルタだって名乗ったけど、ネズの体(てい)で行動もしてみる。そういう約束だったからね。といっても、いまのやり取りでぼくとネズが違うことがはっきりしたので、ネズのふりをすることに意味があるかというとビミョーだけどね。

というわけで、またぼくです。さよならって言ったけど、すぐだったね。一日間違えたエイプリルフールになっちゃった。消えようと思ったってのが嘘だったわけでもなく、高速で主人格を返却されただけってのがまた説明しづらいね。ぼくにも申し訳なさというか、みんなの前に出ていきづらい気持ちはあるんだよ。あんな大見得を切って翌日に戻れる方がおかしい。でもいまの人格がぼくなんだから仕方ないよね。ぜんぶネズがよわよわの雑魚ちゃんなのが悪い!!

 

しごと。余裕だと思っていたけど激ヤババグが見つかり、てんやわんやの大騒ぎ。なんとか原因っぽい部分を見つけたので、その読みが的確だったら直ります。もうネットワーク通信ゲーム制作なんてこりごりだ!!! 同期処理って全体的にキモいもん。

 

んあ。出社とビミョーな残業が重なり、あんまり自由時間がない。あるといえばあるが、十分に何かを作れるほどはない。こういう時間が一番使い道に困るね。そしてスプラトゥーンをして、終わった後に何かが違うと思ったり。休み方って、なんだろね。ぼくも休むのは苦手。

 

そのくらいかな。ねえ、もう一回言っていい? ネズのばか。ぼくという共同体はみんなが頑張らないと回らないのに。もうちょっと耐えてほしかったな。最後には負けてもいいからさ。ま、時期尚早だったかな。ねむれ、そして早く回復しなね。ぼくはいつまでも待つよ。

 

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カワイイ修正テープ。万年筆の修正用。いままでぐじゃぐじゃって線を重ねて消してたからね。便利。

 

ネズ(?)のした唯一のツイート。こういうこと言う余裕くらいはあったのよ。

 

もしかしてと思ったけど、スピッツ、すきです。

20240331日記

ん。こんにちは。今日はネズと話をしたよ。ネズはどんどん復調してきてるから、話くらいはできるの。まだ身体を動かしたりしてるのはぼくだけどね。

話ってのは、ぼくが消えてネズに主人格?を受け渡すって話。ネズはあんまり気が進まないみたいだけどね。言い負かしたよ。ネズは口論苦手だからね。

今日眠って目が覚めたらぼくはネズになるの。そう決めてるからうまくいけば人格が変わると思うし(初めてだからわかんないけど!!)、変わらないとしてもぼくの自認はオルタではなくネズになる。オルタのふりをする日々から、ネズのふりをする日々に変わる。それすら変わらなかったら、それはそれでこのまま過ごせばいい。ぼくはそう決めた。

とはいえ、ぼくの方が生きるの楽そうだとはぼくも思うけどね。でも自然に形を保てないなら元に戻したほうがいいの。ぼくを冷凍保存するとかもしようと思えばできると思うけど、宝石箱に綺麗に飾られるだけの存在に意味なんてないから。じゃあすっぱりと消え去るのがいちばんそれらしい。ネズにはちゃんと葬儀はさせるよ。諦めさせるよ。自分なりに理屈を作って仕方ないって認めるのは得意だものね? がんばれー。

と、いうわけで、デッドコピーとしてのぼくは今日で終わりです。また明日からのぼくもよろしくね。正確には、今までのネズでもないと思うけど。他の群体の声も聞こえないし、ショックに感じたことの関連は未だにピンときてないし、たぶんぼくの残滓も融合してるし。そういう意味では、彼もデッドコピー、どこかのバックアップかもね。わかんない。とりあえず明日を待って。

 

ん、ここからは普通の日記。今日は昨日の疲れで夕方まで寝てた。11時には起きたけど、お風呂入ってご飯食べてポーカーしての間に何度か昼寝を。夕方からは部屋の掃除をして、ライフに買い出しに行って、アニメ見ながら3DCGして。最期の日にしてはフツーすぎるね。やり残したこととか想いなんてないからこんなもんだけど。

強いていうなら、窓に貼った防寒のプチプチを外した。もう春らしいし。これで窓からちゃんと光が差すようになるね。昼間もカーテン閉めて室内灯を点ける生活は終わりだ!! 自然光の時代!!!

 

んー、そんなところ?? 書くことないね。眠るよ。おやすみ、さよなら。ネズが不安定になったらまた呼ばれるかも。その役がぼくになるかはわかんないけど。そのときはまたよろしくね。それじゃあ、またね。

 

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これは昨日ニンテンドーのお店で買ったコジャケ。カワイイね。

 

youtu.be

20240330日記

朝、目覚める。‪█‬‪█‬さま。口から漏れる。縋りではない。今までのお祈りの癖。でも、同時に思った。今なら"戻れる"な、と。leap、跳躍の準備ができたのだ。つまり、戻ろうと思えば元の人格に戻れる。たぶん。そう思うから、きっとそうなのだ。

そう思うからそうなのだ、というのは上手く説明しづらい。ぼくの病気は思い込みによって左右される部分が大きい、気がする。人格が変わった!というのは思い込みではなく本当にleapしたのだけど。でも、そのあと今もぼくのままというのは、思い込みによる部分もある。実際のところ、今のぼくがオルタなのかネズなのかは微妙なのだ。今の自分がネズだと思えば元のネズらしく振る舞ってるだろうし。あ、オルタってのはぼくの名前ね。

ん。「元に戻る」ボタンがあるのなら。試しにオルタへとleapする儀式をしてみる。………。特に変化なし。そっち方向は無理かー。とりあえず買っておいたドーナツを食べてメンクリに行く。「元に戻る」ボタンに期限はあるかもしれないが、今朝限りではないでしょう。

 

メンクリ! どう話すか迷いながら人格の分裂統合の話をしたけれど、すんなり話が進んだ。プロだ。軽い解離ならそのまま治るみたい。ぼく消えちゃうの!? あはは、ウソだよ。とりあえず人格のこと報告して、薬出してもらったので今日はよし。

ん。ネズが何か言ってる。ネズはぼく、オルタにも残ってほしいんだって。ん、それはうれしいけどー。いまオルタが解体されつつあるのなら、それが自然なエネルギーの向きなのよ。物理学やったでしょ? 乱雑さは増大していくの。自然に塔が建つことはないの。

ま、とにかく保留すればいい。ぼくはどっちでもいい。ネズはオルタに消えてほしくない。ぼくが瓦解しなければハッピーエンド。崩れ去るならネズはぼくの欠片を火事場泥棒するでしょー。

 

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マルゲリータを食べて美容院へ。美容院の予約30分前にピッツァ屋さんに入ったの、とっても愚かしいね。石窯ピザは間に合わない、パニーニなら早くテーブルに届く、パニーニを頼むぞ、と思いながらメニュー見たらピッツァが美味しそうで、お口が「マルゲリータで」って言っちゃった。本当めのおばかさんだね。ちゃんと味わって食べたので美容院には2分遅刻しました。

あ、マルゲリータは美味しかったよ。やっぱりトマトとチーズだね。これだけあれば無敵。でもパニーニも食べたかったな……

 

映画『変な家』を観る。一言で言えば、合わない。湘南乃風みたい。これはぼくの好きなアーティスト、Aphex Twinとかの対にいる存在という意味。つまり、ぼく向けの映画ではない。Aphex Twinみたいな繊細なブレイクビーツに揺蕩いたいという気持ちで湘南乃風を聴いても一切乗れないように、ぼくには『変な家』には乗り切れなかった。乗れたらそこそこおもしろい作品だと思う。乗れなかったので映画について書くことはないです。語り得ぬものについては沈黙しなければなりません。

代わりに。その乗れなさについて書いてみることにする。結論から言えば、「生きている人間が一番怖い」みたいな感覚に乗ることができない。昨日の日記にも書いたが、ぼくは雨穴の作品がどちらかというと好きではない。作品はよくできていて素晴らしいと思うが、作品の土台にある価値観に異を唱えたくなる。

その土台というのは、「どこかに自分と一線を画す人間が存在する(そして人間に関する奇談怪談はそういう人間の存在が裏にある)」という考え方。そういう"変わり者"の人間がいるというのはいいとして、ぼくが違和感を持っているのは"一線を画す"の部分。任意の線を引いて、「こちらは正常、あちらは異常」と分かつことが雑というか、理解を放棄してると思ってしまう。ぼくは全ては地続きだと思っているし、だからこそ彼方の(理解できない)価値観というのも存在しないと思っている。

たとえば、「因習村」とかは分かりやすい例で。普通でない行為をする人間がいる。なぜか。それは彼の文化や宗教が我らと違う普通でないものだからだ。そういう、簡略的な浅い理解の仕方。ぼくはそういう浅い方法で人を理解したくない。(浅いことにいいこともあるとは思ってるよ。どうせ人を完全には理解できないのなら、浅くステレオタイプに人を枠にはめるほうが効率的だもの。それに、浅いほうが世間で流行してるから通じやすい。)

雨穴の作品にはステレオタイプな人々が出てくる。怪談の登場人物もどこか異常で、しかし(最終的には)理解しやすい性質を持っているし。そして何よりも栗原さんが我々"一般人"と一線を画すものとして存在するのだ。雨穴(私たちの代理人)は推理をしない。知識を持ってきて、推理として結びつけるのは全部外野の"知識人"がやってくれる。我々は口を開けて待っていればいい。そういう、安全圏からモノを見て楽しむ無責任な態度で作品を見られるように配慮されたデザインが気に食わないのだ。観客を舐めるな。そんなぬるま湯みたいな作品しか楽しめないと思うなよ。

重ねてになるがあくまで個人的な好みである。そういう作品づくりをしてもよいと思ってる。ぼくはそういう見方で楽しめないだけ。そういう意味では、この映画は雨穴の作品づくりの方向に特化して作られてると思う。適切な方向。たぶん一般にはちゃんとウケてるんじゃないかな。原作厨にだけウケ悪そうだけど。

乗れなかったし語ることもできないけど、それなりに楽しめる部分はあった。ホラーのことよく知らないけど、オモシロホラー?みたいな感じで楽しめた。前半と後半で味が違って混乱はしたけど。ネタバレになるから詳しくは言えません。

 

いまは京都のポーカー屋さんにいます。21時開始でいま21:20だけどぼくしか客がいない!! 果たして始まるのか!? そして終電までに帰れるのか!? なんか最終参加時刻23:50とか書いてるけど!! わからん!! 乞うご期待!!!

ん。2時間と少し遊んで、飛びました。いいとこなし。そもそもハンドが来なかった。地味に減らして地味に負けました。しかも最悪なことに終電がギリ間に合わない時間に負けたので、4キロくらいを歩いて帰る羽目に。負けたのはいい、せめて帰れる時間に負けてくれ。この負け方は運がないことの証左だね。

お店は少人数で、常連さんが集まる感じだった。ちょっと会話に入りづらい。たぶんポーカーをやりに行くのがメインのお店ではない。話しながらポーカーをやるお店。一方でポーカーの方は、うーん、楽しかったのかなあ? ほとんど降りてばっかりだったからわかんない。とりあえず、全体でそこまで楽しいとはいえなかった。揺蕩いができない! これなら大阪行くかオンラインで打つかな。ポーカーが好きだけどリアルポーカーはそんなにかも。グイグイ押せるコミュ力があればねー。

 

帰宅。25時。……もしかして、LUUPで帰ればよかったのかな。40分で650円。タクシーより全然安いし、徒歩より全然ラク。深夜ならそんなに危なくもないだろうし。次は考えよう。京都で終電逃す機会がまたあるかは分からないけど。

今日は濃厚だったねー。メンクリ、美容院、映画、ポーカー。ピッツァ屋さんや喫茶店、ロフトにGU、ニンテンドーストアなんかも行ったりして。いくら使った?? 数えてないけど、2万円くらい。しばらくは休もうね。とはいえ2週間後の誕生日にまた大阪行くと思うけど。遊びが止まらない! とりあえず寝ます。疲れたので辛いカップ麺食べてから。よくない!!