葉脈と潮流

純粋さを磨き、迷わない。

20230909日記

ちゃんと朝起きてメンクリに行く。えらい。調子悪めですねーと伝えたら「薬増やしますか、どうしますか」と聞かれる。おれに委ねてくるんだ… もしかしたらあんまり医者との相性良くないかも。状況は伝えるので適切な判断をしてほしい。どっちでもいいのかな。

涼しくなったからと自転車で行ったらちゃんと脱水症状と熱中症になった。酷暑ではなくなっただけで夏ではある。油断するな。家に帰ってエアコン付けたら回復しました。

 

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せっかく外に出たのでラーメンを食べに行く。美味しいところ。唐揚げもつけちゃお。わんぱく。美味しかったのだが、うつ病の部分が「油と塩分が脳を刺激してるだけ」とか言い出して飲まれそうになった。本当にうつ病の分析じゃん。やめろ。素直に幸福を受け入れなよ。わかってはいるんだけどな。

 

家に帰ってカレーを作る。カレーはなんでもよかったのだが、どうせ作るならと手間のかかるカレーにした。いわゆる藍鼠カレーというやつ。玉ねぎを飴色にするのもだいぶ慣れて、今日は40分くらいでできた。手間を掛けた分美味しいのだが、一人で食べてもな、という気持ちにもなる。一人だと料理の甲斐がない。あと寂しい。誰かカレー食べにきて!!!

 

『裸者と裸者』を読み終える。昔読んで好きだった作品なのだが、そこそこよかった、という感想。歳を重ねていろんな知識を詰めた結果、逆にわからないことが増えてる感じ。10年前読んだときの方が無邪気に英雄譚として読めてた。様々な勢力が現れる群像劇なのだが、そのそれぞれの思惑が追いきれない。そういったことが分からなくてもとりあえず読めるようにはなってるから心地良くはあるけど。でもやっぱり各登場人物を細かく掘り下げたい。何度か読むしかないのかね。

下巻はアナーキーな双子の天才少女が主人公なのだけど、作者はどう思ってこの人物を描いたのだろうと思う。いや、女の子のマフィア作って男性至上主義のナショナリストと闘う主人公達ってのはシンプルにカッコいいけどさ。でもそういう分かりやすい見た目だけじゃなくて、一人の(二人の)人間としての弱さみたいなものも描かれていて、どこが一番描きたかったところなんだろうな、と思う。壊れた世界に弱者が適応するそのかたちなのかな。

作品全体にしても様々なマイノリティや社会的弱者を描き分ける繊細さと主人公たちが快進撃を続けていく豪快さみたいなものが同居していて、なんというか受け止め方に困る作品。悪いわけではないのだけどね。向き合い方とか他人に紹介するのとかが難しい。僕は好きだけど今なら他人には勧めないかも。責任取れないから。

 

あとやっぱり活字楽しい。Kindle Unlimited、入るか…? 活字読み放題は普通にうれしい。ちょっとしばらく電子書籍読んでみてハマったら入ろう。なんか楽しみね。