昨日しばらくやっていた絵をようやく描き上げた。
田崎さん(@tazataza_)のオリキャラ、26Fちゃんと娃ちゃんを描いた! pic.twitter.com/PXbwWxbVlg
— 墨鼠 (@prayfortiny) 2022年7月4日
フォロワーのオリキャラで、すごくカワイイキャラクターのイラストを描くので自分でも描いてみたくなっていた。人のキャラクターを描くのは原作者(?)が描くものと少し違う作品ができるので楽しい。ちゃんと描かないといけない責任感があってくるしいのもあるけど。でもちゃんと納得いくものができたので良かった。
仕事しながらとはいえ、この絵を仕上げるのに三週間ほどかかってしまった。24日前らしいのでなんなら三週間超えてる。
今日は描きたい絵の構図を固めてラフにしました。前の絵も仕上がってないのに新たな絵を始めてしまったので業ポイント+2です。
— 墨鼠 (@prayfortiny) 2022年6月9日
原因の一つはアナログにこだわっているところにある。デジタルイラストのような自由自在の修正(頭の形をそのままに位置だけ少し移動したり大きさを拡大縮小したりなど)をすることができない。また、僕は筆ペンと水彩インクで描いているのでペン入れ以降は修正が入れづらく、実質一発書きを強いられている。(水彩だから色を白くするのも難しいし、修正液を塗ったところには水彩インクが乗らなくなる。)
それゆえにペン入れする前に十分に形の修正を済ませておいたり、ペン入れや着彩においてもはみ出さないように気を付けたり、あえて細めの線を一度引いてあとで少しずつ太くするなどの注意を払ったりしている。あとは別の紙に色を何度も置いてみて選定するとか。やること多い。
アナログにこだわっている理由としては紙の凹凸やインクの濃淡などで生じるノイズが好きなのと、現実世界にものとして残るのがうれしいというのがある。こだわりを安易に捨てる気はないけど、もう少し柔軟にデジタル絵も描いた方がいいのだろうな。最近はデジタルでノイズを出すのも容易みたいだし。早くiPad買いたいぜ。
遅筆になっているもう一つの理由は、こちらの方が重大なのだが、シンプルに画力がないのだ。人間の各パーツのイメージがまだだいぶぼやけているし、描けるパターンも限られてる。それなのに描きやすい構図は与える印象が薄いからと難しいものに挑戦するので、当然描くのに時間がかかる。
具体的には何となく線を引いて、参考資料と見比べながら違和感をもとに何となく修正して、さらにまた観察して修正する…の繰り返しである。絵を描いているというより3Dモデリングや陶芸をやっている感覚。これの修正が減らせればだいぶ短くなるとは思うのだけれど。下書き終了までだいたい2週間かかったし。
練習するしかないのはわかっているのだが、仕事や家事も含めると時間がない。かなり捻出しようと頑張っているけれど1週間に15時間くらいが限界。そうやって時間を捻出しても描きたくて仕方のないイラストの出力にその時間を費やしてしまうので大量に時間を食われてしまい練習ができない。描くための武器が少ないのでイラストを描いた後の達成感も少し薄く、それを補うためにまた絵を描いてしまう。絵に描いたような貧困のサイクルじゃん。
この前よく行くギャラリーに行ったらオーナーに「半年後空いたけど展示やらない?」と勧められた。まだ企画が決まっていないし、今の遅筆で仕事しながら半年後はさすがに無理だと思って断ったのだが、後からとても悲しくなってしまった。今は無理だとして、いつになれば承諾できるのだろうか。ここ半年はだいぶ絵にリソースを割くように頑張ったのだけど、それでも成長する速度が微妙だし。考え直しても半年後は無理だと思うが、それでも後先考えず飛び出す方がいいのか? わからん。
とはいえ、少しずつ成長している感覚はあるのでそれはよかったと思う。今回の絵も好きだし。やれることちゃんとやって自分に出せる最高速度は出していきたいね。