猫耳少女の手記

何の気なしに生きていく。

イラストメイキング 毒ピンクイカちゃん

 やあやあ、墨鼠だよ。

 この前久しぶりにイラストを描いたよ。毒ピンクのカワイイイカちゃんのやつ。

www.pixiv.net

 その際に何枚も写真を撮っていた*1から、せっかくなのでメイキング的なものを見せようかなと思うよ。需要があるか分からないけど、まあ一種のアーカイブということで。

  

www.youtube.com

 まずはアイデア出し。この人はどんな表情をしているのかなって思うと描きたくなる。逆にそれが無いとあんまり描けない。

 今回は自分がスプラトゥーンで愛用しているブキ「スパイガジェット」について。簡単に言うと通常の打ち合いには弱いが、サブウェポンのトラップを絡めて上手く優位を取れば必勝できるブキ。逃げつつ相手を誘導して罠に陥れた途端に攻勢に出て劣位の相手を叩く、陰湿な戦法。そんなブキを使うイカちゃんを描きたかった。

 真っ向から相手とぶつかるのは無理だけど、かといって負けたくはない。というか優位に立たないと相手と向き合えない。そんな臆病さを描いてみたいなというのがテーマ。

 あとはせっかく等身の低いイカちゃんを描くので、でっかい手足を描きたかった。デフォルメ絵で手先足先が肥大化するやつ、好きなので。

 

 となると次は青写真を描いていく。臆病なキャラで思い浮かぶのがわたモテのもこっちしか思い浮かばなかったのでとりあえず検索してみる。というかもこっちのキャラデザってすごい。人見知りやコミュ障感を出して、"かわいい"と言われる顔でないことを表現しつつ、しかしコミカルかつ主人公として最低限の魅力も担保しないといけないという微妙な問題をしっかり乗り越えたキャラデザ。昔読んだときは何も思わなかったけれど、いざ描こうと思うとすごさがわかる。

 閑話休題。他にもポストカード集や集めたイラストなどを眺めながら継ぎ接ぎでイメージを固める。分からない部分は描いてみる。

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 ポーズと目の模索。臆病で弱気だけど攻撃的な色も潜んでいる目……って思ったけど難しい。というか模索してる目だいたいこわい。攻撃性はできる限り抑えて(八の字や目線そらしなど)、でも目の形自体は吊り目気味というバランスに落ち着いた。イメージの完成形が右上。

 本当はポーズも模索していたのだけど、消しゴムで消しながら更新していたのであんまり残ってない。初めは左手で顔を隠してなかったりした。次にあげる画像を作りながら顔隠しの構図が決まった。

 

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 デッサン人形代わりに。鈴にこんなポーズさせるなよ。最初は一番左だったけど何か強そうだったので弱くしました。顔下向いて目を前に向けるより、顔を前に向けて目を下に向ける方が弱そう。手はやっぱり顔隠してる方がいいね。

 ちなみにこのポーズ付けしたりカメラの位置調整したり構図やポーズを修正したりにめっちゃ時間かけてます。3Dモデルを参考にするのは意外と効率悪い?

 

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 下書きを描く。一枚目から三枚目まで4日くらいかけてチマチマ書き進めたけれど、こうしてみると劇的に変わってはいないですね。時間かけて修正するより地力を上げてさっと適切な線を描くしかないのかな。一応迷い線は減ってペン入れに近くなってはいるけど、もっと上手く線を引けそうですね。反省。

 

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 ペン入れ、筆ペンでの塗り、コピックでの塗り。やっぱりインクでペン入れするとコントラストがはっきり出ますね。あと黒塗りにわずかに出るノイズのような白い塗り残しも良い! これが好きで筆ペン絵描いてる。あと何気にかなり荒めの画用紙をわざわざ選んで買ってたりもする。

 ここでコメントすることは特にない。ホワイト(修正液)があるとはいえ基本的に一発勝負なので慎重に、かつ線がひしゃげないように大胆に。ただ頑張るだけ。

 ちなみにイカちゃんなので髪の毛(インク?)の色は迷ってました。根暗な感じならパープルが近いんですけど、攻撃的な面を見せたかったのでマゼンタに近いショッキングピンクになりました。

 

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 いつもならここで終わってデジタルでの作業に入るのだけど、今回は一旦デジタルにスキャンして背景や配色を探ってみた。服が黒いので背景は真っ暗ではなく若干明るめに、黒とピンクだけじゃ若干寂しいのでワンポイントとしてネオンブルーの線を入れる、床を見せたいので影的なものを、となりこのような感じに。

 光を演出するために二枚目みたいな大部分に影が落ちてる塗りをしようと思ったけど、画面左から光が来てるとすると左手で隠してるのと辻褄が合わず*2、かといって画面の右に光源を作ると髪の毛のハイライトが左気味にあるのと矛盾が生じるのでやめた。あともうすでにキャラクターは塗っちゃってたし。次からは塗る前に塗り方決めよう。当たり前か?

 

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 というわけでもう一度アナログに戻り床と青い線を描く。青い線はデジタルで入れてもいいけどアナログで描いた線を加工するほうがノイズ感があっていいかなと思った。*3

 

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 ちなみにインクは実機で適当にボムを破裂させてそれを参考にしました。僕は地力が無いので参考画像の数と継ぎはぎ力でカバーする癖がある。よくないですね、練習したい。

 

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 スキャン直後。僕はずるいのでここから加工しまくってフォトショ詐欺をします。線画修正、色味修正が主。効果もちょいちょい入れる。

 

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 スキャンデータ(左上)、線画修正(右上)、背景と文字追加(左下)、発光効果の追加(右下)。

 線画修正はけっこうやってる。コピー&ペーストでペンのノイズを保ちながら若干修正することが多い。細かい修正をよくしてるけどこうしてみると違いが分からないですね。サイゼリヤの間違い探しより難しい。(靴のベロ?の部分にあるヤコのロゴの回転とか修正してます。あと右の髪(触角?)の先の色が抜けている部分が上手く描けなかったので左の髪からコピペして移植したりもしてる。どっちも気になって直したけどあんまり印象に違いが無い……)

 背景はHSVノイズやブロックノイズとか乗算グラデーションとかを駆使しながらフィーリングで進めてます。ノイズが好きだけどただHSVノイズ加えても解像度の高い絵だとノイズが細かすぎて見えないのが難点。荒めのノイズとかが欲しい。文字はゲーム内のカスタマイズで出てくる文字をそのまま加工。

 暗い画像だと発光効果も良く使う。明るさを出すためには明度を出すよりグロー効果を使うか、大部分に陰影をつけて暗くして一部だけ明度を高くするかの方が有効っぽい。今回はあえて発光を盛りに盛ったけど、アナログっぽさは無くなったかもしれない。デジタル絵に移行したほうがいいのかな。

 

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 完成後に一日置いて色味を調整して完成。(ピンクっぽさが足りなかったので全体的に色相をずらした。袖がピンクすぎるので袖はそのままにしたほうがよかったかも…)

 

 

 こうして見返してみると言うほど変わってないですね。構想から完成までたぶん30時間くらい掛かってるのだけど、自己満足のためであってその時間の割にはあまり効果はでてなかったのかもしれない。

 やっぱり正しい線を直感で引けるようにならなきゃな。そのためには練習…… 正直自分が継続的に練習ができないことはすでに分かっていて、だから絵も半ば諦めているのだけど、それでも描いてしまうのだよなあ。上手くなりたいという気持ちを捨てるのは一つだろうけど、それもまた別のポリシーに反するし、難しい。

 臆病さや大きな手足は最低限描けたけど、まだまだよく出来そう。他にも描きたかったところで描けていないところもあるので、先は長い。練習まではできなくても、定期的に描いてはいきたいですね。テーマは無くはないので。

 

 最後にトリミングが無いここだけの画像をあげちゃおうかな。余白が多いのでiphoneの壁紙にしたときに視差効果がつけられるよ。まあこれを壁紙にする酔狂な人間が僕以外にいるかというと疑問だが…… まあいいよ、僕は待ち受けがカワイくてうれしいから。

 なんか10MB超えててブログに張り付けられなかったのでGoogleDriveに置いておきますね。それでは、また。

https://drive.google.com/file/d/1De83gtzGQKBmYArdzkXHIV87CW6fpC0d/view?usp=sharing

*1:スマホで撮って見ると客観的な目線で見れるので定期的に撮っている

*2:毒ピンクイカちゃんは陰の者でカメラ側にいるのは(比較的)陽の者であり、それから顔を隠すということは画面の右側の方が明るくないと構図的に違和感がある。

*3:アナログに拘る理由として線や塗りの不均一さやノイズが好きというのがある