葉脈と潮流

純粋さを磨き、迷わない。

20240721日記

症状軽快!!! 喉痛くなくなった!! 久しぶりにつらくなくて、ぐっすり寝れた。健康って最高すぎる。時代は健康!

元気になった途端にこれまでの疲れがどっと来て、無理せず休んだ。元気になったのにやることは変わらず、ベッドで横になるだけ。明日からまた頑張ります。

 

ベッドに横になってずっとポーカーをしていた。一戦あたり30分くらいのやつを、たぶん20戦くらいした。ポーカー狂。レートがそこそこ上がった。

ポーカーの楽しさが具体的にわかってきた。相手の戦略に合わせてこちらの戦略を適切に選択すること。戦略というのは、ベット、レイズ、フォールドなどをどれくらいの頻度でやるかどうか。各戦略には相性があって、降りすぎさんに対してはベットしすぎさんが強い。ベットしすぎさんに対しては、レイズ多めさんが強い。ポーカーというのは、相手の戦略に合わせてこちらの戦略を相性のいいものにすげ替えるゲームらしい。

そういうと簡単そうだけれど。常に「降りすぎ」なんて人はあんまりいない。少なくとも最高ランクのマッチングでは。基本的には、ある状況に相対したときに降りすぎさんに変貌する、というような人しかいない。だから相手が降りすぎさんになったタイミングで自分がベットしすぎさんになる。

もちろん相手も同じことをしてくる。相手の降りすぎさんを狩ろうとするとこちらもオーバーなくらいにベットしすぎさんになるので、相手もベットしすぎさんに対処するための戦略に持ち替えてくる。そこでどうするかというと、「「こちらがグーを出す」読みで相手がパーを出す」読みでこちらがチョキを出せばいいのである。………これは半分嘘です。そんなに理想的に決まることはありません。ギャンブル漫画みたいに完璧な一点読みをしたり相手の思考を操作したりってのはなかなか簡単には決まらない。それを目指しはするけれどもね。実際には、こちらがグー偏重になってると相手に気付かれてそうに感じたらグーを多めに出すのをやめる、みたいな対処にとどまることが多い。

気付かれてもグーを出し続けることもある。相手がわかっていても戦略を変えられないひとだったり、差し返しとしての戦略がそもそも適切じゃない*1ものを選択してそうなひとには偏った戦略を続行する。

たまーに、「これから!!! グー出しすぎマンを!!!!! パーで懲らしめてやるぞ!!!!!!!!」という気配を相手がダダ漏れにするタイミングがあり、そのときに限って「「グー読みのパー」読みのチョキ」を出したりする。こういう雰囲気は意外と読める。オンライン対戦でも殺気は電波に乗るので気を付けた方がいいですよ。

こういうと相手を読むゲームに見えるかもだけれど、言いたいことはそこではなくて。いや、相手は読むんだけど。相手を読むゲームからこそ、相手に読まれない言動をして、尻尾を掴ませない不定形さが必要らしい。もっというと、相手にあえて誤読させて、相手に影武者の尻尾を掴ませたりしたらさ、隙つき放題じゃん。逆に自分も相手に騙されないようにして。そういう、擬態と変身と化かし合いのゲームらしいです。

グダグダ述べてきましたけれども。自分の戦略、自分が想定してる相手の戦略、相手が想定している自分の戦略、「相手が想定してる自分の戦略」に合わせて相手が次に取りそうな戦略、そういうことを延々と考えて、最終的にお互いが出す戦略の相性で期待値が決まってくるのは楽しいねってことを言いたかった。わかるかしら。霧の中で踊り続けるの。先に足を止めた方が負けるの。足を止めたひとを背後から抱きしめて喉を裂くのはしあわせだよ。性格悪ぅ。悪くないよ。だってバックスタブってされた方もしあわせだから。思想強ぉ。

 

まあ、なんというか、ぼくがポーカーにハマっているこのたのしさが伝わればいいと思うけど。なかなか難しいね。本当は理屈こねたりしないで「ただ流れに身を委ねて影のように踊るの!!!」とだけ言いたいのよ。言いたいことってそれだけだから。でも伝えるためには言葉を紡がないと。あんまり上手くできた自信はないですが。バックスタブはしてもされてもしあわせだから、ポーカーは勝ち負けに関わらずしあわせなゲーム。今日はこれだけ覚えて帰ってください。寝るかー。25時だ。おやすみね。

*1:「グーをたくさん出す相手にはこちらもグーをたくさん出せばよい」みたいな戦略。こういうあからさまな例を出すと馬鹿らしく思えるかもしれないけれど、ポーカーは複雑なのでこういう選択を選んでしまうことは多々あるのです