葉脈と潮流

純粋さを磨き、迷わない。

20221125日記 仕事の適性、『すずめの戸締まり』観た

出社した。ほうじ茶でカフェインを摂取すれば全然行ける。行けるけど、ビジネスの話は入ってこない。分かってきたけど、具体性のない誰かのことを考えるのが苦手だ。何のためにこういうサービスが欲しいと言われると作るもののイメージができるけれど、まだ見ぬ誰かのために(営業できるような)サービスを作ろうと言われても、はあ、となる。やっぱりVRとか向いてないのかもしれない。はやくモデラーとかになった方がいいのかもしれない。

 

お昼にニラ卵を作って食べた。ニラ、便利なんだけど存在を忘れてしまう。悪くなる前に炒めた。彩りが良くなるのでとてもよかった。

 

仕事の後、『すずめの戸締まり』を観た。事前に見た人とそれぞれの感想を見る感じから、たぶん自分に合わない作品なのだろうなと思っていた。この人が感動してこの人が微妙な感じを出す作品とは相性が悪い、というか。でも思ったより物語には入り込めたし、まあ面白かったと思う。以下ネタバレ等をなにも考えず書き殴ります。

 

とにかく、巨大なエネルギーが怖すぎる。面白かったというよりそれにずっと怯えてた。本当の本当にミミズが怖すぎる。映画館じゃなかったら謝り倒してたよ。ラストのはなんとかなる気がしたけど、道中はどこでエネルギーが爆発してもおかしくない(最初に地震起きてたし)のが怖くて泣きそうになってた。子供が見たらトラウマになるよ。面白かったというより、巨大な存在への畏怖をハラハラだと勘違いしただけな気もする。吊り橋効果。

一人の人が長年掛けて進めていく人生を、旅の中で出会う人との関わりで象徴的に代替するの、上手いね。数日の話だけれど、もっと長いように感じる。そこは普通に良かったと思う。

途中まではすずめの気持ちを追えてたけど、そうた君が現世に戻ってきてからあんまりわからなくなった。予想通り、自分で自分の中の問題と向き合って自分の中で乗り越える話があんまりピンと来ない。いや、というか途中までもそんなに追えてないのかもしれない。物語の構造を俯瞰していただけで、見えていても感情移入はできていなかったかも。

物語の構造といえば、ダイジンが要石に戻って風呂敷が畳まれるのもあんまり納得いってない。なんで? あんなに重い話だったのに当然の如く外野が犠牲になって終わりでいいの? 天気の子はどこに行った? ダイジンもそれでええんか? いや、理屈やダイジンの気持ちの表面ははわからんではないけど。まあ新海誠が描きたいのはそこじゃなかったんだろうね。勝手な人だなあ。

あと、今回はセクハラがあんまり無かったのでよかった。キスで起こすとかそれを恥じらうところとかオジサンみたいな表現はあったけど。とはいえ新海誠はオジサンなのでそれくらいは、まあ。セクハラしなかっただけえらいよ。

恋のことはあんまり分からなかったけど、まあ僕は恋愛は分からないことの方が多いからいいや。芹沢くんが友人のこと好きなのはめっちゃ伝わってきたけど。芹沢くん、めっちゃいい人だね。モテそう。適度に人にちょっかい出せる人って人に好かれるんだよね。うらやましいなあ。おれもモテる塩梅のちょっかいを手に入れて人と仲良くなりたいよ。

 

今日は一駅分余計に歩いて頭を整理したし帰りの電車の中で書いたから割と書けたな。好き勝手に書いたから文字数が伸びたとも言いますが。あれ、結局この映画面白かったのかな。引き込まれはしたし、ここであと一押しすれば号泣みたいなところまでは行ったから面白くはあったのだろうと思う。

あ、ちなみに今日はいろいろあって上映5分後に入室したのだけど、まあ早すぎたね。観る機会もないだろうし不快な映画の情報を入れられてグロッキーになってた。やっぱり最低でも10分経たないと入っちゃダメだにゃ。

 

 

あー、今日の写真がない。出かけてもアンテナが反応しないのよね…

 

今日鑑賞したもの

Dummy

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  • ポーティスヘッド
  • エレクトロニック
  • ¥1731

・落ち着いてて良い。暗い気分の時に聞くといいらしい。

Escapism - EP

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  • TEMPLIME & 星宮とと
  • ポップ
  • ¥1275