テレワーク。仕事はまあまあできたけれど、身体が限界を迎えている感じがあった。疲れというよりは、身体が歪んでいる感じ。マッサージチェアで一度整えようと思い立ち、仕事の後に百万遍の快活クラブへ向かうことにした。
せっかく吉田寮の近くに来たので、寮に行って元同居人をご飯に誘おうとした。しかしどうやら不在で(ゼミが長引いていたらしい)、しょうがない一人で飯でもと思っていたところで別の友人と出会い、流れで一緒にご飯に行くことになった。
寮裏にあるたこ焼き屋さん、タコとケンタロー。お店で食べるタイプのたこ焼きで、すぐに食べられるから蒸れないまま美味しく食べられる。ここのはタネがすごく美味しいので本当にオススメ。出町桝形商店街にも二店舗目があるので京都の人は行ってみて。
クラフトビールも飲んだ。僕は社会人になったし、友人も今年で卒業して就職するから。無料大盛りにあやかってドリンクは頼まない時代と比べると余裕がでたものだ。いいことなのかはわかんないけど。ビールはフルーツの香りが口いっぱいに広がって非常に美味でした。口の容積が広がる感覚。容積が広がるから表面積がその二乗で広がってそれに比例して敏感になっているような。クラフトビール、うめー。
友人は今年で修士を修めて東京に就職するらしい。浅草あたりに住みたいとか。いいねえ。ずっと寮にいて一人暮らししたことないと言っていたのでなんとかなると伝える。自分も含めてそうなってほしいという祈り。
みーんな京都を出ていく。残っているのは留年を続けている人*1と京都にとらわれモラトリアムの魔物になった人しかいない。完全に出るタイミングを逃した。出ようと思えば出られなくは無いのだが、その前に僕も魔物になってしまわないかが不安だ。出れるときにエイッて出た方が良い気がする。大阪でも、東京でも。できれば大阪がいいな。東京はこわいから。
友人と話したが、僕が話してばっかりだった気がする。ギャルになろうとしている話とか、何かを褒めることの重要さとか。いつもの話。洋服の買い方を知りたいというので今度街中を回る約束をする。ギャルだからやりたいと思ったらやるんだよ。
友人と別れて快活クラブへ。マッサージチェア席が空いていたのでよかった。嘘です、15時くらいからずっとウォッチしていて空きそうな時間をよそうしてました。快活クラブは3時間ごとに料金が上がるから人の予想が立てやすい。キモ。
快活クラブのマッサージチェアは本当によくて、二度ほどコースをやると全身が軽くなるし背筋を伸ばした姿勢の感覚を取り戻せる。おススメです。でもこれが良いっていうなら整体に行かないとなんだよね。良い整体の情報を教えてもらっているから来月は行くぞ。
せっかく快活クラブに来たので漫画を読む。何を読むか迷った末、『3月のライオン』を読み直すことに決めた。やはり各キャラクターの感情や生き様が荒々しく蠢くように描かれており、心が自然と揺さぶられる。2回泣きそうになった。羽海野チカ、こわい女……
いろんな人間がいろんな思いを持って生きている。今までの自分はそれに気付かずこの漫画を遠ざけてきたわけだけれど、それは昨日の日記で描いた「自閉症によるこだわり由来の否認」なのかもなと思った。やっぱり自閉症の影響が出てたのかもしれない。多分きっと今もどこかにある。というか人のこと「しょーもない」と一蹴する癖はたくさんあるし。ウー……
良い作品と良いマッサージチェア(力を使わずリラックスできる)を享受していると自然といろいろなことを思う。漫画の構想が思いついたりもするし、まだ描いてない美しいものを思い出したりする。そう、僕はまだ何も描けていないのだ。描けていないというのはアウトプットできていないという意味もあるけれど、インプットするためにデッサンやスケッチなどで描くと言うこともできていないのだ。
こんなに世界が美しいと言っておいて、人の体の凹凸も、無機物の陰影も、ゆらめく布も、動物の毛並みや角のマテリアルも、何も描けていない。描くしかない、けれど決めたことを終わらせないうちに次には取りかかれない。
とりあえずblenderを一旦終わらせなければ。完璧じゃなくても、汚くても不恰好でも、自分の描きたいままに描いてやらなければいけない。時間がない。焦らず、でも火を保ちながら、やっていくしかない。やっていけるのか。とりあえずこの思いをホワイトボードに書いて残しておこう。残さないと忘れてしまうから。
今日の写真
総合人間学部棟前。懐かしくて自転車に乗りながら撮影した。危ないよ。
今日鑑賞したもの
『3月のライオン』漫画 9〜12巻
最新号のジャンプ、HUNTER×HUNTERのところだけ
・面白かったけど話動かないねえ。「再始動だからゆっくりおさらい」ってこともなさそうだけど。
・夜といえば。帰宅中に聴いた。
*1:僕の同期もまだ7回生だ