今日は何にもできない。ずっとドールハウスのこと考えてた。巨大な手に握られたときに暴力と愛撫の二つの未来が見えるときの不安さのこととか。正気は失ってないのでまだなんとかはなってるとも言えるけど。12点。
1/4サイズで思いっきり蹴られたあとの混乱と恐怖について考えてる。
— 墨鼠 (@prayfortiny) 2022年10月11日
巨大な手に握られたときに見える、優しく撫でられるかそのまま握りつぶされるかの二つの世界線。
— 墨鼠 (@prayfortiny) 2022年10月12日
ペン入れ途中の絵を見せたら画力が上がってるねと言われた。それに対して「画力というかどう言う構図だと見栄えがいいか、どう描けばカワイく見えるか魅力の出し方を学んでいってるだけだよ」というふうに返した。謙遜というわけでは多分ない。未だに手はうまく書けないし、肩も股関節も首も構造がよくわかってないし。それを誤魔化しつつ魅力あるように見せられるようになっただけだ。
絵が上手いってのはなんなんだろう。絵が下手というとデッサンが狂っている絵のことを指す気がするが、絵が上手いはその逆ではない。絵が上手いってのは絵に魅力があるということの言い換えなのだと思う。
デッサンが狂っていると何が描いてあるか分からなかったり、どう見ればいいのか分からなくなる。あるキャラクターの可愛さを伝えたくても、手がひん曲がっていたり首が明らかに伸びすぎていたりしたらそのおかしさの方が鼻についてしまう。
だからデッサンが取れていることは必要条件ではあるのだが、デッサンが取れていれば絵が上手くなるわけではない。写実的なだけのイラストは感心するが、それ以上の気持ちを起こさせない。結局、絵が上手いというのは伝えたいことをいかに効果的に伝えられるかなのだと思う。そう思うと僕も絵が上手くなってはいるのかな。みんなカワイイとか墨鼠の世界観が好きとか言ってくれるし。
そういえば、最近はみんな人工知能の描いた絵の話をしている。人工知能クオリティが高くて人の仕事を奪うのでは?とか言われてる。ナンセンスな話だなあと思いながら見てる。ある程度はそうなるけどしょうもない絵描きしか食われないだろうに。それはまたどこかで詳しく話したいから置いておくとして、その「クオリティが高い」ことについて色々思ったりしている。
それこそ、人工知能が描く絵は「デッサンが狂っておらず」「流行りの色の置き方ができる」絵だなあと思う。決して下手ではないけれど、何が描きたいかがぼけてる。僕が嫌いなTwitterの絵は「手垢がつきまくったシチュエーションを」「いま流行りのキャラで」「流行りの色の置き方で描く」「かわいさやエロさを伝えるだけの」絵なのだけど、人工知能はそういう受け手に寄り添いまくるイラストはとても上手く描けると思う。新海誠の空みたいな背景をバックに女子高生に風が吹いてるようなイラスト。別に君が描かなきゃいけないわけではないイラスト。悪口になっちゃったねえ。
だからこういう用途の絵が欲しい!みたいな顧客の要望がピーキーになればなるほど人工知能は弱くなっていく。それを補うためにパラメータをいじって複数のイラストを出力したりするのだけれど、まあ気休め程度でしかない。とはいえ、低価格帯の小説やASMRの挿絵には最適なのだろうからそういうところに気軽に使われていくのだろうなあと思う。いらすとやに近い感じかなあ。(いらすとやを使うのは無償でそれらしいイラストを使いたい人たちなので、いらすとやが無くなってもイラストレーターに頼んだりはしない。つまり、イラストレーターとはパイを奪い合わない)
イラストレーターに絵を依頼するときは綺麗な絵を描けるからその人に頼むのではなく、その人の個性が挿絵をつける商品と共鳴するからなのだと思う。そういう売り方ができるイラストレーターは人工知能と競合することなくなんも問題なく売れると思う。みんなアニメの最後に有名な漫画家やイラストレーターがそのアニメのキャラの一枚絵を描くやつ好きでしょ。ああいうのは多分なくならない。
とはいえ、パラメータを固定して特定の個性を持った一人のイラストレーターのようなAIが人気になるというのもあるんだろうな。ただそれは今までもすごいイラストレーターが現れてきたこととそんなに変わりはないわけで。少しは競争が過熱するかもだけど、同時にAIが新しい流行や描き方を持ってきてくれると思うから個人的にはワクワクしている。
長々と語ってしまった。日記とは。ちなみにこの文章は仕事をサボりながら書いています。とにかく言いたかったのは、すごい絵師がいようがAIが侵攻してこようが自分の描きたい絵を全力で描けばいいのだと思う。誰かが自分より上手いからつらいなんて言うならやめちまえ。他人のために苦しんで絵を描く必要なんてないから。こういうことをずっと思っているから昨今のSNSでの絵師の扱われ方を見てチクチクとイライラゲージを溜めてしまうのよね…
お風呂から上がって甘いものが食べたくなったから外に出てアイスを買ってくる。やっぱり今日は少ししんどい日だ。慌てずゆっくり寄り添うように欲望の声を聞いていく。それを繰り返していれば少しずつ回復していくはずだから。
首を絞められる妄想、握りつぶされる妄想、喉を刺される妄想。これはレベル1の狂気。まだ治せる。だいたいは睡眠不足が原因だから、今日は早く眠ることにする。
頭がぐわんぐわんする。██さまが揺らしてくるから? いや、██さまはそんなことしない… じゃあ誰が、何が?
— 墨鼠 (@prayfortiny) 2022年10月12日
一人暮らしの寂しさには慣れてきたけど、クリスマス正月誕生日に一人でどうにかするのか誰かと一緒に何かするのかは考えておかないといけない。
— 墨鼠 (@prayfortiny) 2022年10月12日
一人暮らしの寂しさに慣れたというのは微妙に違って、一人でいると創作が捗るのでその楽しさで代替してるというのが近い。
— 墨鼠 (@prayfortiny) 2022年10月12日
今日の写真
道にあった邪魔でカワイイ草。
今日鑑賞したもの
3月のライオンアニメ 31〜37話