葉脈と潮流

純粋さを磨き、迷わない。

20220719日記 マッサージチェアと地域の食堂と自分の絵を飾ること

昨日、祝日の月曜日。一昨日の日記に書いた通り、快活クラブに行ってマッサージチェアに座ってきた。有言実行。快活クラブのマッサージチェアはどうやら最新機種が導入されているらしい。

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おじさんがみんなマッサージチェアを評価しているので、まぁ効果はあるのだろうと思っていたけれど、思ったより心地よかった。少し強い力で、でも痛みはなく、体をほぐしてくるのに身をゆだねていると身体だけでなく精神も和らいでくる。どこにも力を入れずに過ごすことなどめったにないので落差がすごい。

もちろん身体のほうもしっかり改善した。これまでは猫背が一番自然だったのだけど、背すじを伸ばす姿勢がそんなにきつくはなくなった。体幹が衰えているのでずっとキープはできないけれど猫背を直す良いきっかけになると思う。早速腹筋付近のインナーマッスルを鍛える筋トレを調べて、昨日からやってみている。姿勢を矯正して、身体へのスリップダメージが軽減されたりするといいなぁと思う。

 

昨日の晩御飯は行ったことのない近所のお好み焼き屋さんに行った。入ってびっくり、広くはないお店の中には家族連れやおじさんおばさんのグループがおり、これ以上ないほどに話が盛り上がっていた。カウンターの内側にいるお店の人も会話に積極的に参加している。何ならそれぞれのグループもお互いを知っているようで、別のグループの会話に参加したり、会計を済ませたグループに別れの挨拶をしたりしていた。要は、めちゃくちゃ地域のお店だったのだ。お正月の親戚の集まりを思い出した。

そんな中に割って入り孤独のグルメをしていたのだが、ちょっとアウェーなことを除くと案外居心地は悪くなかった。声量は大きいし、あんまり仲良くはなれなさそうな人たちなのだが、わからないなりに誰かの生活がそこにあると思うと嬉しいような、よくわからないけどいい気分になる。

お好み焼きは正直言って普通だったけれど、特別なことのないそういった雰囲気がよかったのでまた行きたいと思った。鉄板焼きも食べたい。でも今度はもう少し落ち着いてるときに行く。

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この前描いた絵の出来がとても気にいったので額縁を買って額装することにした。額縁は種類があるし嵌めながら考えたりできないので難しい。いろいろ考えた結果、アクリルのプレートに挟む形の確認した。もともとのスケッチブックに書いていた時点で良かったが、切り抜いて壁に飾ると作品として胸を張っているような力強さがありとても良くなった。

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お気に入りの作家さんの作品と肩を並べて飾るのは少々恐れ多いが、それでも自分の好きなイラストがまた一つ増えて飾られるのはとてもうれしいことだと思う。本当にめちゃくちゃうれしい。

 

マッサージチェアに体を委ねたことで、前に考えて途中で停滞していた創作のアイディアが浮かんだので、それをもう一回練りなおしている。その過程で、10年以上前に読んだインターネットのSSを読み直した。『海辺のゆとり』は神経症の女子高生が幼馴染の巨人少女の元で夏休みを丸々何もしないで過ごして療養する話である。巨人が出てくる話で一番好き。

たぶん10回くらいは読んでいるけど、未だにその話のどこをよく思っているかが具体的に分かっていない。のんびり屋の巨人の女の子と過ごすうちになんか悩み事が解決するというふうに雑な抽出をすると一瞬で都合がいい感じになってしまうので難しい。まあ巨人少女を描こうとする時点でどうやっても都合が良い女にはなってしまうのだが、せめて存在しない人間は描かないでいたい。

ちょっとまだ簡単には晒せないけど、植物園を散歩したり舞踏を見に行ったりマッサージチェアに座ったりして少しずつ巨人に対して抱く気持ちへの理解が深まっていっている*1ので掴んだ糸を離さず手繰り寄せていきたい。

*1:関係ないように見えるが全ては繋がっている。気がする。