猫耳少女の手記

純粋さを磨き、迷わない。

20220514 inFrontline見た

今日はシェアハウス住人のいのれくんとリビングでもくもく会をしていた。もくもく会とは人が同じ場所に集まって黙々と各々の作業をする会のことです。人が隣にいるだけで案外作業が進んだのでよかった。お絵描きって楽しいね。

 

 

友人の今井くんと牧山さんがやってるYouTubeの企画?のinFrontlineを見た。

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メインの二人は親しい友人で、知っている人も何人も出ているのにずっと見ずに積みっぱなしだった。第一回の音質が悪すぎて字幕も付いていなかったから、というのを理由にしていたけれど、最近は音質は良くなったらしいしちゃんと再評価しないといけないと思ったので見ることにした。

 

結論から言うと、やっぱりこの企画は好きではないと思った。とはいえ、前はシンプルにクオリティが低すぎるせいだと思っていたけれど、そうではなくて相性の問題なんだろうなと思えるようになった。

 

僕は漫才が全く見れないのだが、その感覚に非常に近い。コントは好きだが漫才はピンと来ない。あとで戻ってくるので漫才に話を変えさせてくれ。

漫才の面白さの構造は分かるのだが、蚊帳の外に取り残されて理性的な面白さの理解になってしまう*1。同じ内容のことを話していても、親しい友人が目の前で話すのと電車の中で高校生の集団が大声でゲラゲラと話しているのを聞かされるのでは感じる面白さが段違いだと思う。今のは極端な例だが、漫才を見ていると何をしているか分からなくて取り残されていって蚊帳の外にいるように感じ、結果として知らない人の話程度の面白さしか受け取れないというのはあると思う。(シンプルに僕の言語能力が低いだけ?)

他人に漫才を楽しみたいけど分からないことを相談した時に「漫才はスラムだ、ヒップホップだ」と言われた。僕はこの"スラム"という言葉を型無しという言葉に解釈して、その"型"の存在が漫才を楽しめない原因なのだと思っている。(型の有る無しは結局どの文化を中心にするかによって変わるのでここで漫才を型無しと言ってるのは本当はあまり良くないです。ごめんなさい。)

型があると読み解きやすく、また基盤がある分大きなものも作りやすいが、自由度は減ってしまう。型がないと読み解きづらいが作るものも見る側の解釈も自由になる。漫才は付いていけない人を置いていくが、付いていける人にはより大きな楽しさを与えるような文化なのだと思う。(とはいえM-1は多くの人が楽しんでいるようだし難しい文化ではないとは思うが。)

 

そういった考えを踏まえてもう一度inFrontlineを見て思ったことが、inFrontlineは漫才でヒップホップで"スラム"なんだなということだった。今までこの企画はすごく不親切だと思っていた。音質が悪かっただけでなく、字幕もないし(最近はちょっとある)、どんな人に何を聞く企画なのかも不透明(明言されてないだけ?)だし、編集は最低限のカット割りだけどの部分を伝えたいかを全く強調しないし、登場した人が誰なのかやその人のどこがうらやましいかは一行で説明が終わるし、質問は散逸的で流れについていけないし。でもこの感覚は動画コンテンツとしての型を重視する人にとっての感覚で、この不親切だからこその良さがきっとあるのだろうなと思った。漫才も本当に分からないけどみんなM-1大好きだし。

 

あと、「インタビュー」という形式が自分にとって混乱を招いているような気はした。インタビューであるという前提があると「インタビュアーが観客の僕にインタビューされる人を分かりやすく説明してくれる」と思ってしまうので何もせず受け身になってしまうが、実際は仲の良い人々がただ質問を投げ合うだけで一切噛み砕いてくれないので必死に食らいついていかないといけない。実際6.5回の楽屋語りが一番聞きやすかった。

 

せっかくだし今日見たやつの感想を軽く描いていこうかな。

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一番取り残されを感じた。ねーやさんがどんな人か、今井くんと牧山さんがどこに惹かれているのかがシルエットしか分からないまま進行していくので終始ぽかんとしていた。あまり知らない人だと厳しいのかもしれない。

 

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一番見やすかった。ゲストを呼ぶラジオ形式でやってくれると個人的に楽なのかもしれない。言及されたが「鳥」(牧山さんがやっているwebラジオ)は見てるし。

 

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友人のiriwoさんの回。割と見やすかったけどiriwoさんが"型"に沿った分かりやすい話し方を自然とできるだけな気もする。僕はiriwoさんのブログを見たほうが"魂"に触れやすそうだなと思ったし(ブログは"型"の塊だと思うので)。これは"漫才"が見れない個人の感想です。

やるべきことをやるだけというのがシンプルで良かった。良かったけどシンプル過ぎて分かる人にしか伝わらなくない??? 「すでにそのことを理解している度合い」と「そのことが伝わる度合い」が綺麗に比例している気がする。分かっていない人にはピンと来なさそう。

 

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友人の早乙女さんの回。インタビューでは一番分かりやすかった。シンプルに来歴を順に追ってくれたのがよかったのかも。歴史を追っていくことで早乙女さんの紹介にもなっていたので早乙女さんを知らない人にも見やすかったのでは。あと音質が良い。余計なコストを割かなくて済む。

自分の主義に素直になって、その主義に純粋になっているのがすごいところだと思った。不安や恐れがないので余計なことをせずに突き進めるのは素敵だと思う。できるだけ素直に純粋でいたい。

*1:コントだと「こういう人いるな、分かるー!」と感動できるが漫才だと「こういう"居る人"を演出するためにこういう表現をしているのか、上手いな…」と技巧の評価しかできない