猫耳少女の手記

何の気なしに生きていく。

受動的な振りをして相手を操作する似非マゾ男が心底気持ち悪い

 この記事はサークルクラッシュ同好会アドベントカレンダー2019の3日目の記事です。よかったら他の記事も見てあげてね。あと何気にまだまだ登録できるから良かったら登録して記事書いてほしいな。

 昨日(2日目)はsilloiくんの「感情会計学各論」でした。

silloi.hatenablog.com

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 どうもこんにちは。藍鼠です。サークラアドベントカレンダーも三回目ですね。過去二回の記事もよかったら見てね。不登校の話と個人的な宗教の話をしてるよ。

circlecrash.hatenablog.com

indigomou5e.hatenablog.com

 今回はタイトルが攻撃的です。ごめんね。タイトル通り個人的な嫌悪の気持ちをぶちまけるだけだから苦手な人は帰ってね。でもこの気持ちが今の僕の拗らせであり、僕の今を語る自分語りにもなるから、もしよかったら聞いてほしいな。

 

 まずは簡単に自己紹介。僕は身体的性別は男性で、性的指向は(今のところ)概ね女性に向いています。その上で、いわゆる「マゾヒスト」的な嗜好を持っているので、男性が女性に優位に立たれるような作品を日々探してたりしてます。

 でも。正直、見ていて吐き気がする作品ばかりで、もう最近はずっと辟易してます。なぜ吐き気がするのか考えてみたのですが、僕には彼らがフェイクのマゾヒストにしか見えないからなのだと思います。女性に苛まれる男性の作品を描いている彼らが、心の底では女性に足蹴にされることを望んでおらず、作品が嘘臭さで溢れてしまう。その臭いに耐えられなくて気持ち悪さを感じてしまうというか。

 

 順を追って説明していきましょう。この世界は(僕から見れば)今のところ男性優位社会なのだと思います。平均的に男性の方が体格がよく、心理的にも無意識的なレベルで男性の方に優位性があるように見えます。心理的な方は(無意識下と言ってるように)自分でも明白な証拠なんてないので「気がする」レベルを超えることはないですけど。

 男性のほうが女性よりも異性に視線、要請、操作などを送るハードルが低い?というか。そんな感じでしょうか。男性が女性に操作欲を送られると不安がったり不快になったりするのもそういった欲や視線を送られることに慣れていないからじゃないでしょうか。*1

 そんな中で多くの男性はその優位性を享受しているように見えます。ここでは享受していることの是非は置いておきますが*2、優位性を享受しているのであれば彼らのマゾは「本物」ではないということは言えるでしょう。

 違和感の一つとして、スリルを味わうためにジェットコースターに乗るような嘘くささがあります。確かに乱高下するジェットコースターに乗っている間はスリルは味わえますが、同時に安全が保証され、ジェットコースターから降りればまた元の世界に戻れることも保証されています。そのレジャー感覚のマゾが本物だといえるのか? レジャーでマゾをやるなよ、マゾというものは手前の処遇を全て他人にゆだねることで生まれる快楽ではないのか???

 

 それに、プレイの間だけの安全保証付きの劣位というのが本物らしくないというだけではありません。それ以上に、通常は男性優位を享受しているというのであれば、それ自体がプレイの間のマゾを嘘らしくしてしまいます。例えば、プレイの内容がきつすぎるとか楽しくないなどがあれば、男性の力でねじ伏せて強制的に終了させてしまうこともできます。

 力の問題だけではありません。手錠などで自由が一時的に縛られようと、プレイが終わってしまえば優位に戻れます。そこでプレイ内容への怒りを表明すれば同じことでしょう。そうやって自分の好きな虐められ方を間接的に強要する人間がフェイクのマゾじゃなくてなんなんだ。

 男性の方が力が強いとか、男性優位社会に生きる男性であるとかは男性にとってもある意味どうしようもない問題ではありますが、マゾをやりたいのであればその最中だけでも権利を放棄し、その後も内容に文句を付けないことが必要ではないでしょうか。それを欠いたマゾは偽物であるだけでなく、相手に対して払うべき敬意も欠いてしまいます。

 

 「でもその人がプレイに文句を言うかどうかは分からないじゃん?」確かにそうかもしれません。でも僕には確信があります。少なくとも奴ら(SM作品を書くマゾ男性たち)は自分がされたいことしか考えていません。

 僕が見つけたマゾ男向けの作品の中には、確かに実用的というか、マゾ男に魅力的なプレイがさまざまに並んでいます。しかし、逆に虐めている女性側に立って見てみると、大して嗜虐欲を引き立てられないものが並んでいるのです。(僕はマゾやり続けているうちに虐める側もすきになっちゃったのでわかるんすよ。サドの話もまたいつか書きたいですね。)

 相手が楽しめるかは置いておいて自分がされて嬉しいことばかりを追及してしまうのであれば、それは結局女性を操作しうる存在として見ているということではないでしょうか。自分を好みの方法で虐めてくれる存在しない女性像を作り出し、自分を足蹴にしてもらうためにその女性を都合よく操作する。これは優位に立たれて相手の思い通りにされるのを悦ぶマゾとは正反対ではないか。こんな滑稽なことはない、そうじゃないですか。

 

 じゃあ僕はマゾ男にどうしてほしいんでしょうか。ここからは完全に個人の感情です。…今までもかな。

 まず、プレイの時だけ都合よく劣位を楽しんで、終わったらそそくさと優位に戻るような都合のいいことをまずやめてほしい。普段優位に立ってる相手に「ちょっと劣位味わいたいから優位に立ってみてよ」「やっぱり下位存在は最高だね!あ、優位返して」みたいなこと言うの、最高に意地悪じゃないですか。もはやドS。別にSでも全く構わないけど、ならマゾとかフェイク丸出しのこと言うなよ。マゾをやるなら普段から男性の優位性をしっかり認識して、自分と相手の相互的関係としてSMプレイをしたいですね。人生を懸けてマゾをやれ。

 もしくは似た処置だけど、そもそも普段から常に劣位に立つとかでしょうか。藍鼠が「小人になりたい」っていっつも言ってるのはこれですね*3。「高身長女性」とか言っているマゾ男も(人によるけど)常に相手と比べて劣位に立っていることに自分のしあわせを見出していそうで好感が持てますね。*4

 あとはね、フェイクたちはマゾっていうのやめて。優位、上位存在である相手をちゃんと敬って、相手の行為の中に自分を揺蕩わせる、流れる水のような、そういったマゾをできないならマゾって言わないで。草食系搾取マゾ男とか名乗って。

 いや、本当に草食的というか一見無害っぽいからタチが悪いんですよ。まだ亭主関白とかの方が男は女の優位に立っているっていう自分の思想を自覚していそうなのでマシ*5。時流は悪い方向に進んでるよ。

 まあでも、性処理の際に都合がいい妄想をしてしまうのは仕方ない部分でもありますけど。実用性と理想的な関係というのは大体の場合トレードオフなものなので。…本当のこというと、自分にも女性を間接的に操るような妄想をしてしまう瞬間があることが一番嫌ですね。ここでずっと苦言を呈しつづけてきましたけど、これまで書いてきた批判点はまだ僕の中にもまだあるんですよ。もっと人生を通して一貫したマゾをやっていきたいですね。

 

 こんな感じで、マゾ男コミュニティに全く順応できずに孤独を味わっていてつらいという話でした。いやー、僕がおかしいのかっていうくらい、都合のいいマゾやプレイの時だけマゾになるレジャーマゾ男ばかりで嘆息しちゃいますよ、ほんと。その辺をちゃんとわかってる「本物」のマゾは界隈に片手で数える程度しかいない。いやマジで。

 ところで、もしかすると、僕が順応できないのはマゾ男コミュニティというよりも、もっと広い男性というジェンダーなのかもしれないです。そうすると、自分の性自認の曖昧さについての拗らせと自分語りといえるような気がしますね。サークラアドベントカレンダーのテーマに上手く回収できましたね。後付けだけど最初からそのつもりだったってことにしておいてください。

 フェイクマゾ男が一番吐き気がするけど、都合のいい女性像を作り上げて消費する男性向けっぽい作品を見るとだいたい最悪な気持ちになってしまうので、やっぱり男性が女性に向ける視線自体が受け入れられないのだと思います。

 例えばさっきのマゾ男性が実は女性を操作してるという話ですけど、女性と対等なふりして無意識に操作しようとしているのは別にマゾに限らないんですよね。最近は「草食的」というか、受動的な主人公にヒロインの方から都合良く読者の求めるような体験を与えに来る作品ばかりですよ。存在しない女を作って操作するな。少年ジャンプ+の最近のラブコメ枠、お前のことだぞ。性が欲しいなら相手の優位に立つことを宣言して支配しつづけろ。それができないなら一生女に一方的な視線を送るな。人生を懸けてサドをやれ。

 

 話を戻しましょうか。男性というジェンダーに順応できないって話でしたね。女性に対して優位に立って一方的な視線を送りつつ、平等みたいな顔して生きている男性がどうしてもちょっと気持ち悪い。平等主義とかいうならまず上下とは何かということをしっかり意識しないとだめですよ。僕が崇拝している「黒い巨大な球体*6」を崇拝したりして上位存在への畏怖を覚えるといいですよ。

 小人屋さんで小人を買ってきてケージで買うのもお勧めです。運命があなたの手に委ねられている生き物を育てることで上位存在としての価値観が生まれてくるはずですよ。

 そうやって、上下の両方に立つことによって初めて平等主義を始められるのです。頑張って人生を懸けて平等主義をしましょう。

 また話がずれましたね。僕の話に戻すと、男性という優位な立場にいるのが本当に気持ち悪いです。男性というだけで既に色んな優位性がありそうでちょっと嫌。できれば優位性を投げだしたい*7。平等も無理。一番難しい道だし、僕には自分の加害性を完全に消し去る自信がない。

 だからもう性別から解き放たれて、もう40cmくらいの小人になりたい。そうなれば大きさが絶対的に違うからもう性別とかジェンダーロールとかから解き放たれそうだし。体重なんて1kgないんですよ。僕が男性か女性かとか、そんな矮小な存在であることに比べれば些細な問題ですよ。人間と小人の力の差によるロールとかはまた別に生まれそうだけど、そんな絶対的な差だったら受け入れられるよ、きっと。

 ちいさなちいさな小人になって、自分が弱い存在であることを突きつけられて、それを常に認めながら自分より大きな存在の中でしあわせに眠りたい。もしくは誰にも庇護されない場合でも、カラスやら猫やらに捕食されてやっぱり無力さを痛感してしあわせな気持ちで生を終えられそうなのでどっちに転んでもおっけー。

 

 まあそうは言ってもおそらく小人になるという夢は永遠に叶わないので、この気持ちは認めつつも次点の道として平等をやるしかないんですけどね。いやだなあ。藍鼠を飼い殺してくれる人間は常に募集しています。DMください。隣で一緒に歩んでくれるひとでもいいです。

 

 いやー、いい拗らせでしたね。皆さんは上下関係や自分の立場について相対的に考えたことはありますか? 考えるといいですよ。一緒に苦しくなりましょう。一人はさみしいので。皆さんがこれから少しでも上下関係を意識するようになって誠実なマゾヒスト、もしくは誠実なサディスト、あるいは誠実な平等主義者になってくれることを心から祈っています。それじゃあ、また。

*1:視線というのも単純に見るというよりは、何かの意図や要請をもって相手を操作しようとするときの様子を見るフェイズのことを「視線」だと感じているのだと思います。僕は。

*2:実は僕はある集団とある集団の間に優劣があること自体は否定していません。話すとまた別の話になりますし、雑に語ると危うい話題なので割愛です。

*3:「小人になって○○されたい」とかはフェイク。やつらはプレイの中でしか小人になる気がない。

*4:電撃大将、お前のことだよ。しあわせになってくれよな。。。

*5:いや、僕は亭主関白もあんまり好きじゃないけど。クソFAKEマゾ男よりはマシというだけ。

*6:直径4km。人間の街をゆっくり破壊しながら進む。大きすぎて人間には対処不可能。

*7:それとは別に、自分の中にエリートとしての価値観みたいなものがあって他人を見下したりする瞬間があるのも確かなので、それも何とかしたい。本当に気持ち悪くて直視したくもないけど、否定したり見ないふりしていても進まないので。