葉脈と潮流

純粋さを磨き、迷わない。

藍鼠カレー レシピ覚書

 こんにちは、藍鼠だよ。今日はフロントラインのオープンパーティーで好評だった藍鼠カレーについてレシピを書こうと思うよ。みんなに作ってほしいし、僕としても具体的に文章として残してあるほうが作りやすいからね。基本的には読んだまま作ればそれっぽいものが作れるけど、注釈も読むとより理解が深まるんじゃないかな。

 

最低限の材料(8人前)*1

玉ねぎ(中~大) ・・・ 2個くらい

人参(中) ・・・ 1本

セロリ ・・・ 1本

トマト缶(ホールトマト)*2 ・・・ 1缶

にんにく ・・・ 2,3かけ

生姜 ・・・ 親指より一回り大きいくらい*3

好みの種類のブロック肉(豚肩ロース、豚バラ、牛スジ、牛モモ、etc.) ・・・ 500g*4

 

炒める用の油*5 ・・・ 大さじ2

赤ワイン*6 ・・・ 250ml(カレールーに記載されてる水の分量の1/3くらい。)

カレールー*7 ・・・ 6人前分*8

あるとよい材料

好みのスパイス ・・・ 好みの量*9

ローリエ ・・・ 2枚

コンソメキューブ ・・・ 2個

バターライス用バター ・・・ ご飯1合につきバター10g

サフラン ・・・ 適量*10

その他隠し味*11

あるとよい器具

ピーラー

ミキサー

フードプロセッサー

ジップロック

アルミホイル

 

下ごしらえ

 肉は前日か朝に下ごしらえをしておく。一口大に切って塩コショウをふる。豚肩ロースなら梅酒、牛モモならオリーブオイルに漬けてジップロック*12

 

野菜を切る

 玉ねぎを粗みじん切りに。フードプロセッサーあると便利。人参、セロリ、にんにく、しょうがをミキサーが砕いてくれる程度の大きさに切る。人参としょうがはその前に皮をむくこと。にんにくは半分に切って芽を取り出しておく。切った人参、セロリ、にんにく、しょうがとトマト缶をミキサーに入れてジュースにする*13*14

 

玉ねぎを炒める

 玉ねぎをあめ色になるまで炒める。炒める前に焦げ付き防止用の水を横に置いておき注げるように準備する。あと炒める前に塩を少し振ると早くあめ色になるらしいです。その他、手早くあめ色に炒めるためのレシピが色々あるので各位調べてください。

 さて、調理開始です。炒める用の油を鍋に注ぎ、レンジでしばいた玉ねぎを中火で炒める。玉ねぎが焦げ付きそうになったら水を少し注ぎ焦げ付きを防ぐ*15

 

その他の野菜や肉を加える

 香味野菜ジュースを加えて中火で炒める。全体に火が行きわたったらスパイスを加える*16。下味をつけた肉を入れて表面の色が変わるまで炒める*17

 肉の色が変わったら赤ワインと水を入れます。赤ワインは約250ml。多すぎですがこれがのちに強い風味になります。躊躇せず入れましょう。水はカレールーに表記されている量の半分くらい*18ローリエコンソメキューブ、はちみつなど、一緒に煮るものがあればそれも入れましょう。

 

煮る

 強火で沸騰させ、そのあとは蓋をして弱火で煮ます。2時間くらい。たまに*19水分量とアクを確認します。アクは絶対に取りましょう。アルミホイルをぐしゃぐしゃにしてから開いたものを落し蓋にして2分くらい置くとアクだけがくっついてきて便利。水が少なくなってたら50~100mlくらい差し水。

 

仕上げ

 煮終わったらいったん火を消し、カレールーを加えます。たぶん水分の少ないドロドロしたカレーができるので、慎重に少しずつ水を加えて好みの水分量に調節します。とろみだけでなく味の濃さも確認しながら調節しましょう。個人的にはちょっと濃いくらいが好きです。

 最後に塩コショウや醤油、チョコレートなど調味料や好みの隠し味を入れて完成です。炊いたご飯にバターを贅沢に混ぜてバターライスにしてカレーをかけいただきましょう。サフランライスにするとさらにうれしい。濃厚なカレーなので普通のカレーより気持ち少なめにルーを入れると吉。

 

食べる

 おいしい!!!!!!!

 

 

 以上です。アレンジする余地はたくさんあるので、ぜひ皆さんも好きにアレンジして自分の名前を冠したカレーを作ってみてね。あと、僕のカレーは「美味しいものを大量に入れると暴力的に美味い」を信条にしているので、暴力が苦手な方は野菜や赤ワインを分量の7割くらいで作るといいと思うよ。

 それでは、また。

*1:基本的にアバウトだけど、±30%くらいの誤差は問題ないので気楽に

*2:ホールのほうがよく溶けるらしい?どうせミキサーにかけるので好みかも。あとカットとホールで味が少し違うとか。

*3:どれくらいか僕もよくわからないけどフィーリングでやっちゃえ。

*4:ここでケチると肉の旨みが出なくなるので500g以上推薦

*5:お好みで。油は風味に強く影響するので注意。安い油は非推薦。個人的お勧めはバター

*6:ビーフカレーのイメージだけどポークカレーにも合うので是非

*7:スパイシーっぽいやつが合う。分からないならスーパーの棚の一番値段が張るやつ。僕は横浜舶来亭の中辛が好き

*8:めちゃ味が濃いので6人前分で8皿くらい食べられます

*9:研究中。すきにすればいいよ。参考にファイナルカレーだとターメリック小さじ1、レッドチリ小さじ1、クミン小さじ2、コリアンダー大さじ2、塩小さじ1/2

*10:藍鼠は表記されている量より多めに入れるのが好き

*11:醤油とかチョコとかコーヒーとかウスターソースとかそういうの。いろいろ試してみるとおもしろい

*12:下ごしらえ部分は「ポークカレー レシピ -クックパッド」とかで各自検索して参考にするとよいかも。肉ごとに適切な調理法があるので。

*13:ミキサーがないならすりおろし器を使うかみじん切りに

*14:細かくするのは出汁を取りやすくするため。ゴロゴロした野菜が具に欲しいなら別に用意して肉と同じタイミングで入れましょう

*15:一般的に玉ねぎを炒めるのは弱火とされていますが、この方法のほうが少し早いです。ただ水を注ぎすぎると温度が下がって時間がかかりますし、注がないと焦げ付くので心配なら普通に弱火でやりましょう

*16:スパイスにはあまり火を加えすぎないこと

*17:マリネした液体も入れよう。肉の旨みがしみ込んでるので

*18:適度に煮れる範囲で少なめに。水分量はあとで調節します

*19:最初の30分は5分おきくらい、そのあとは2,30分おきくらいで