この間、すごく衝撃を受けるエピソードがあった。
5歳年下に「まだ単三電池使ってんの?ダサッ」って言われた。確かに彼らにとっては古臭い過去の遺物だろうなと思った。新鮮な感覚。
— 藍鼠 (@indigo_mou5e) December 19, 2018
初めて老人側としてジェネレーションギャップを感じた。95年生まれの自分としては電池というのはなくてはならないもので、コードレスの機器と言えば使い捨て電池だった。ゲームボーイもおもちゃも当然のように電池を要求してきたし、長時間持つわけでもないので買い置きは常に家にあった。でも確かに10歳ごろ*1にはニンテンドーDSも充電式だったし、乾電池も充電式のが出てきてそれを使い始めていた。今ではリモコンや時計以外には乾電池なんて使わなくて、身の回りのものはどんどん充電式になっている。そんな時代に乾電池を使うキーボードやマウスを使っていたら確かにダサいというか古臭いのは確かにそうであると言われてみればそう思う。*2
僕も気づけば23なので、高校を卒業した人間が年下の世代になるもので、今まではフロッピーディスクを使い続ける老人を一方的に笑えたけれど、そろそろ笑われ始める世代になったんだなと感慨深かった。乾電池なんてまだオワコンではないけど、少なくとも僕には乾電池という選択肢はあるけど5歳下の若者にはない。ここからフロッピーディスクおじさんにはシームレスに移行していくものな気がして、まだ使えるからといって過去の技術を使い続けているといつの間にかすごく窮屈な生活になってしまうのだと思った。しかもたちが悪いのは、新しい技術が登場した時はだいたいコスト面や実用性に問題があったりして、技術革新によってそれらのリスクがなくなりそれまでの技術より有用になってももう一度使ってみないとそれに気づけないということだ*3。それにそもそも新しい技術の使い方を覚えるのには初期費用的なコストがかかるのも新しい技術を使いだす選択にブレーキをかけてしまう。
新しい技術を定期的に体験して、古い技術を常に選択肢から外す準備をしておかなければダサい人間、つまり古い技術から離れられなくて効率悪い生き方をする人間になるんだなと思った。思ったのでとりあえずPC間でのデータ移行にUSBメモリーを使う回数を減らして可能ならdropboxやgoogle driveを使っていこうと決めた。いちいちコードでつないだりUSBを抜き差ししないでデータを移せてすごく便利。でも自分では古臭さのすべてに気づけるわけではなさそうなので若者世代の各位は僕が古臭い行動をしていたら笑い飛ばしてください。よろしくおねがいします。